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ミミズとカエルと共に過ごした少年時代

私の少年時代の記憶には必ずミミズとカエルがいる。

農家の長女として、物事がわかった歳からもう親の後ろについて田んぼに入って泥を遊んだり草を抜いたりしてた。子供ができることをほとんどやった。その中に一番印象深いのはミミズを取って、餌として蛙を釣ることだった。

あの時村の人々たちはほぼ家庭毎に複数のニワトリ、鴨、豚を飼った。鶏と鴨はよく自ら虫たちを探して食べる。その中の一番の好物はミミズだった。

ミミズを取るために近隣のお兄さんとお姉さんたちのミミズ取りを見学からスタートした。彼らも取れるところと取り方などを熱心に教えてくれた。大体黒っぽくて柔らかい土の中にミミズが入ってた。

ミミズの取り方が分かってから、何回か取ったらミミズの数が鴨たちの欲求に追いつかないことを知って、鶏と鴨の大好物カエルもとりたくなった。

親にカエル釣りの道具作りを頼んだが、カエル釣りに家から遠く離れた水田んぼと農業専用水路に行かないといけないので、まだ小さいから小学に入ってから作ると親に言われた。

小学に入ってから、夏になると学校が終わって家に着いたらすぐカエル釣り用の釣り棒と専用の袋を持って、家近くある土からミミズ二、三匹を掘り出して、カエルの餌として釣り棒な線に結んでから村と友達と田んぼへ出発した。

三、四十年前の私たちは勉強以外、毎日家の掃除、兄弟たちの世話、豚と鶏、鴨たちの世話などやらないといけなかったことがいっぱいあったが、ミミズ取りとカエル釣りがあったから、記憶には楽しいイメージしか残ってない。

ミミズ取りとカエル釣りは町の中学校に入って、学校の寮に住んでからやめた。

私の少年時代にいい思い出として残してくれたミミズ、カエル、ニワトリ、鴨、豚たちに、一緒に遊んでくれた仲間たちに感謝を申し上げたい。私はいい時が過ごせた幸せものだ。

#ふるさとの風景

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