【短編小説】ずっと、一緒にいよう。
私は、幼い頃から身体が弱く、しょっちゅう熱を出していた。幼稚園は休んでいる日数の方が多く、定期的に病院に通い、場合によっては長期入院もしていた。病院のベッドから、外の青空を見上げる度に、私はいつ健康になれるのかと、ため息をついていた。
病院にいる時間が長くなるにつれ、医師や看護師さんとも顔見知りになっていた。寝てばかりいると、起きられなくなると言われ、点滴バッグ等をかける点滴スタンドを押しながら、病院内を歩き回っていることが多かった。そして、私は病院に来ている同い年の男の子