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特殊設定恋愛小説

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「特殊設定」を取り入れた恋愛小説。 少し不思議な恋愛小説をまとめてみました。
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2022年8月の記事一覧

【短編】私は貴方を思って息を吐く。

休みの日は、家で動画を見たり、本を読んだり、とにかく自分一人の時間を満喫する。一人でいると、あの人のことを思って、大きく息を吐くことがある。息を吐いた方向に向かって、手を伸ばし、空中を掴む。自分の方に握り拳を引き寄せて、上に向かって掌を向けた形で開くと、掌の中央に、金平糖が一つ転がっていた。 金平糖の色は、薄い水色だった。親指の先くらいの大きさだろうか。普段より大きめだ。私は部屋の隅に設置している棚から、大きなガラス瓶を取り出した。ガラス瓶には、サイズが様々、色とりどりの金