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【5月28日〆切】女性が働きやすい環境整備に最大300万円の補助金が!!

アグリビジネスパートナーの高津佐(こうつさ)です。
今回は、「女性の農業業界での活躍を応援する補助金」の解説を行います。
補助金は、公募が開始されたら補助金の要領という補助金のルールが発表されますが、行政の文章なので非常に読み取りづらいです。
そこで、多くの農家さんにわかるように解説を行います。
女性農業者を応援する補助金なので、ぜひ活用してもらいたいと思います。

何に使えてどれくらいの補助金がもらえるのか?

では、早速本題に入らせてもらいます。
まず、この事業がどのようなものなのか説明していきます。
この事業の目的は、二つあります。

①女性農業者グループの活動支援
②女性が働きやすい環境に向けた施設等の確保

①女性農業者グループの活動支援

女性農業者グループの活動支援は、定額で50万円頂けます。
普通の補助金は、1/2や1/3など使ったお金に対して補助金が出たりします。
今回は、定額なので50万円使ったら50万円もらえる補助金になっています。
(消費税は除く)
例えば、女性が集まった新しい農業者グループを立ち上げて研修会や講師の派遣をして勉強会などをしたい時などに使えます。
他に、グループ活動のためにメンバーを募集する告知などに使うこともできます。
既に女性農業者グループがあって、その活動を発展させるために6次化に向けた先進事例の調査とか商品の開発や他の地域の農業者グループの交流などにも使えます。

②女性が働きやすい環境に向けた施設等の確保

女性が働きやすい環境に向けた施設等の確保は、定額で300万円頂けます。
例えば、男女別のトイレを作ったり更衣室の確保や、休憩スペースを作ったり託児スペースなどを設けるなど女性が働きやすいように確保することに使えます。
それ以外は、事務局が認めた場合はOKになります。
こちらの補助金は、あくまでも環境設備の施設の確保に補助金が出ます。
こちらも定額なので、消費税を除いた使ったお金に対して補助金が出ます。
この事業は年度の事業になっているので、今年度中に終了することになります。

どのようなことに使えるかは、詳しくはホームページをご覧ください。

どんな農家さんが申請できますか?

では、どんな農家さんが申請できるのか解説していきたいと思います。

①農業協同組合が事業実施主体となって申請できる
②民間団体で申請できる
③協議会で申請できる

①農業協同組合が事業実施主体となって申請できる

農業協同組合が申請できるということは、例えばJA○○が申請することです。
つまり、JAが選果場にトイレや休憩所を作る場合などに申し込むことができます。

②民間団体で申請できる

民間団体とは、民間企業になります。
企業をいうことは、株式会社や有限会社などの法人化した農業生産法人になります。
農業生産法人ではなくても、農業をやっている企業さんだったら大丈夫だと思います。

③協議会で申請できる

協議会は、農家さんで組織する協議会になります。
法人化していない個人の農家さんは、1戸では申し込めないルールになっています。
5戸以上の農家さんが集まっている女性の農業者グループなどは申請できます。
女性農業者グループの活動支援は、5名以上の農家さんがいてそのうち女性を一人以上含んでいれば申し込むことができます。
女性が働きやすい環境に向けた施設等の確保は、5名以上の女性の方が利用していれば申し込むことができます。

女性農業者グループの活動支援と女性が働きやすい環境に向けた施設等の確保に両方ともに申し込むことも可能だと思います。

具体的にどのように使うのか?

具体的にどのように、この事業を使っていけば良いのか活用事例を3つ紹介します。(私、個人の見解も入ってますし、提案もあります。この事例で採択を保証するものではありません)

①JAが補助金を使う場合
②法人が補助金を使う場合
③個人の農家さんが補助金を使う場合


①JAが補助金を使う場合

みなさんが使う選果場などの共同の施設で、トイレや更衣室が設備されていないところの整備に使えます。
また、託児スペースがないところに託児スペースを作ることにも使えます。
託児所スペース作ったらその運用とかも必要になります。
しかし運用部分に関しては、補助金の対象外になっているのでそこの部分は考えることが大切になってきます。
他にも、JAには部会があるので女性がいたら、女性農業者グループの活動支援だったら活動を強化するために、50万円の補助金が使えます。
もし研修や勉強会を考えている場合は、私を呼んで頂ければいつでもお伺いしますのでぜひご検討ください。(←いい感じの告知)

②法人が補助金を使う場合

圃場にトイレや休憩所が整備されていなければ、それに補助金が使えます。
この場合は、5人以上利用する方がいることが証明できれば300万円の補助金が利用できます。
女性農業者グループの活動支援は、社内で女性を含めたプロジェクトを立ち上げてその活動に使ったりすることもできます。
例えば、農業生産法人で女性中心のプロジェクトを立ち上げて、その女性達が中心になって商品開発をすることに定額50万円の補助金を使うことができます。
法人の場合は、シンプルなので簡単だと思います。

③個人の農家さんが補助金を使う場合

個人の農家さんが使う場合は、今回の事業は難しいと思います。
個人の農家さんが使いたい場合は、5戸以上の農家さんが集まってグループを作らなければなりません。
女性農業者グループの活動支援をやりたいので定額50万円の補助金をもらうことはできると思います。
しかし、補助金ありきでグループを作ることはあまり良い結果になりません。
何をやりたいのか目的をはっきりと決めてからやることが大切になります。
女性が働きやすい環境に向けた施設等の確保も、5戸以上の農家さんが集まってグループを作らなければなりません。
例えば、生産団地みたいな形で畑が近くにあって、みんなで1つのトイレや休憩所を共同で使っている場合は、この補助金は使いやすいと思います。
しかし、個人の農家さんが自分の畑に個人で使うトイレや更衣室に補助金を使うことは、難しいのかなと考えます。

最後に

この事業のスケジュールについて説明します。
5月14日(金) オンライで説明会
5月28日(金) 申し込み期限
※郵送もしくは、メールでの申し込みができます。
説明会の申し込みや事業の詳細はこちら↓


この事業の内容を理解してもらい、8割くらいやりたいことをイメージしてから説明会に参加して頂けるとスムーズに進むかと思います。
概要をしっかりと掴んでからこの事業を活用していきましょう。

この事業は、女性の方が働きやすい環境に対しての補助金になっています。
女性農業者の活躍の助けになる補助金なので活用できるかの判断の材料になったら幸いです。

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