反転授業において,授業中に意識していること
反転授業について,一人の実践者として語っていきます。主観を多分に含んでいるため,注意して読んでください。
反転授業中に行っていること
反転授業において,授業"中"に行っていることは,次のパターンのいずれかということを話してきました。
① 簡単におさらい→4STEPで演習→プリントで確認
② ミニテストを実施→4STEPで演習→プリントで確認
①,②において,授業中に行っていることで共通していることは,生徒の(擬似的な)主体的な学びを軸においていることです。擬似的とつけた理由は,教室という空間において,主体的な学びをせざるを得ない状況を作っているからです。真の主体的な学びというのは,授業が必要のない状態だと思っています。仮に授業があったとしても,個人の自己実現のために,自ら必要な授業を考え選択することだと考えます。
(擬似的な)主体的な学び
さて,話が少しそれましたね。(擬似的な)主体的な学びを軸においた授業というものを,もう少し私なりの解釈をすると,授業の主体が教師ではなく,生徒にあるということです。一旦,両者を整理すると
教師が主体の授業 ≒ 教師が何を教えるのか
生徒が主体の授業 ≒ 生徒が何をできるようになるのか
ということです。つまり,私が授業中に行っていることは,生徒が何をできるようになるのかということを念頭にして授業を行っています。
まぁ,あたりまえじゃん
と思っていただければ,それで構いません。
研究授業の際,ビデオカメラの対象はどこですか?
また話がそれますが,研究授業など,授業の様子をビデオに収める際に,誰に対してにカメラを向けますか?
私は,100%生徒を撮ります。最近は,生徒をGoProで撮りながら授業をすることもあります。つまり,生徒の学びをみとるということですね。生徒の視線や取り組み,生徒同士の会話やつまづきその一つ一つをビデオに収めます。要するに,生徒が主体の授業が実現できているかどうかを,評価するためですね。
このように,反転授業において,生徒の(擬似的な)主体的な学びを軸において授業を行っています。
明日は,もう少し具体的な話をしていきましょうかね。
それでは,また。
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