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サウナのつくりかた <概要編>

<自己紹介>
はじめまして、ナカヤマと申します。
神奈川育ち、東京在住の会社員。ものづくりが好きな24歳です。この度サウナを自作したので、記事にしようと思います。実際の製作については記事後半からスタートするので、前半部分は気になる方だけ見てもらえればと思います。

私がサウナと出会ったのは約2年前。同僚にサウナをすすめられ入ってみることに。一人暮らしの家近くの銭湯「大黒湯」に向かい、サウナ→水風呂にチャレンジするとその気持ち良さに圧倒されました。魂が抜けていくような脱力感。特に金曜日に入るサウナは最高です。いつしか金曜日の飲み会よりも、金曜日のサウナのほうが充実しているそんな感じさえしていました。

<サウナ作りのきっかけ>
サウナは気持ち良いだけでなくて、ゆっくりと思考をめぐらす時間にもなって有意義だなぁなんてことを思いはじめたころ、ダイヤモンドプリンス号のニュースがやってきました。なんだかもう懐かしさすら感じますね。

そして勤め先もテレワークとなり実家から仕事をすることになり、サウナに行けない寂しい日々。実家に帰ると大学生の弟がツリーハウスを作っており、触発され、サウナに行けないなら作ってしまえ!と思い、折角時間もあるのでサウナの自作に挑戦しました。

<サウナ作りの下調べ>
さぁ作るぞと思い下調べをしたところ、あまり情報は無く、唯一役立ちそうなのは沼尻良著『サウナをつくろう―設計と入浴法のすべて』という本のみ。その他にはウェブの記事がちらほらとあった程度でした。具体的な記事は少なく、苦労したことも多かったので、誰かのためになればとサウナ作りの過程を記事にすることにしました。

ちなみに、先ほどの本は3000円と若干高いなぁと思いつつも電子版を購入し、熟読しました。本書で紹介されている作り方の具体例は商業レベルのサウナであり、DIYとしては直接的参考にはできないものの、技術的な考え方やサウナ作りのポイントを理解するのには一定度の有用性があるものでした。

またそれ以上に本書はサウナの精神性やサウナの在り方について豊富な記述があり、「サウナとは何か」を改めて理解し、「どういうサウナを作っていくか」を考えるにあたって、非常に大切な観点を提供してくれた本で、是非ともオススメしたい一冊です。

<サウナ小屋の紹介>
本題に入る前までが長くなりましたが、まずは完成したサウナの概要をご紹介します。

・名称 「蒸し小屋」
・大きさ 1坪(定員3名程度)
・様式 フィンランド式
・温度 90度前後
・製作費用 12万円程度
・製作期間 実質20日程度
・熱源 薪ストーブ(ホンマ製作所クッキングストーブ)
・構造 コンクリートブロック基礎、主に2×4材を使用し、壁は杉板、屋根はトタン。

感想としては「最高に気持ちいい」それに尽きます。ロウリュができるため、自分で温度や湿度を調整できるのですが、ベストコンディションから生まれる自然な発汗は今まで感じたことのない心地良さ!またアロマオイルを垂らせば、暖かいスチームと共にふんわりとした香りが漂い、アロマが全身を包み込むような感覚になります。サウナの醍醐味ともいえる水風呂はまだ作っていない為、簡易的な屋外シャワーですが、屋外で浴びるのはとても開放的で気持ち良いものです。
そして意外な面白味ですが、薪ストーブはその日の気温、湿度、薪の状態等により燃え方が変わるため、ベストコンディションを上手く整えることももまた1つの楽しみに感じられます。薪ストーブは手間がかかりますが、パチパチと薪の燃える音も楽しめますし、電気式では味わえない良さが大いにありますよ!

概要を書いているだけでだいぶ長くなってしまいました、、、次回から実際の製作過程について記事にしていこうと思いますのでお楽しみに!


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