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2022.09 スプライト


こんにちは、こーたです。

7-9月の環境で主に使用していたスプライトについて自分の思考込みで簡単にまとめておこうと思います。

これが最終的に使用していたリストになります。

25-2-2の92.6%でした。詳細↓

烙印深淵獣の戦績と引き分けのじゃんけん負け
が含まれています。

スプライトとティアラメンツの2強でその2つに焦点を当てて組んでいたので、そこに負けていないのは良かったです。しかし、無理試合1マッチ(2本起きた)以外は神視点で考えたときに時間配分や分岐点で最善手を取れずに落としていました。また、勝ち試合にも反省点は大いにあったので、精進します。

それでは、スプライトについて簡単にコンセプトや使用意図などを確認していきます。



1.スプライトを使用する利点

今回使用したスプライトは①カード1枚1枚のポテンシャルが高いこと②デッキに不純物が入らないこと③対応力が高いこと

以上3つの大きな利点があると考えています。


①について

これは、2強の1つであるティアラメンツと比べると説明がしやすいです。

ティアラメンツはデッキパワーが高く、爆発力があります。しかし、不確定領域(デッキ内)が影響するのでカードの捲れ方によって強弱が生まれます(この点に関しては、10月の新環境でまわすなかで、認識が変わってきています)。それに対して、スプライトは確定領域(手札内)で完結しているので回し方が分岐しません。また、スプライトの枚数に応じて超えられる誘発の枚数が決まる為、展開の指針を簡単に立てることができます。
また、スプリンドの追加によってただでさえ多かった初動が増えるだけでなく、展開の再現性もかなり高いものとなりました。

②について

バスターブレードをユニオンキャリアーで装備するスプライトしかみないほど、世間はバスターブレード一色でした。しかし、バスターブレードを装備せずとも十分すぎるポテンシャルを持っていたと考えているので採用していません。また、不純物だけでなく、ギミック内で妨害として存在するスマッシャーズを不採用にするほどアドバンテージを気にして構築していました。この部分については後述します。他の粋カエルやアンコウはレベル2であり、手札内でも最低限の役割を果たすカードだった(スプライトの特殊召喚条件を満たすレベル2モンスターである+ギガンティック→鬼ガエルから展開を伸ばすことができる)ので不純物ではなかったのも大きいです。

③について

スプライトにメタの焦点は当てられていたので、サイドチェンジ以降のゲームをどれだけ落とさないことが求められます。つまり、あらゆる対策に対して立ち回ることのできる対応力が必要不可欠です。これは、環境上位が3種類以内に絞られる環境で主に言えることだと考えています。特に、2強環境や1強環境では顕著に勝率に影響を及ぼしています。

この環境で言えば、サンダーボルトやブラックホール、ライトニングストーム、獣王アルファ、月女神の鏃、クシャトリラフェンリル、幽鬼うさぎ、浮幽さくら、拮抗勝負などが挙げられます。それらの対策に対応することができるデッキだったので強かったです。

具体例(理想展開の一例)
手札:増殖するG
盤面:エルフ+マスカレーナ+キャロット
+ダブルクロス等。
(後続およびフェンリル+魔法罠の対策を意識)

以上のような盤面にすることで、メインサイド問わず対応力の高いデッキだったと考えています。


2.構築の変遷

次に変遷を見ていきましょう。

サイドチェンジを整えての変更は大きく分けて上記の4回でした。スプライト自体メインの自由枠が多いので、誘発にするのか冥王等の除去にするのか等選ぶことができました。

クシャトリラフェンリルや深淵獣の登場以降大きく構築はメタ込で大きく変わっていきました。

例えば、ティアラメンツの対策をするといったときにサイドチェンジ以降深淵獣に寄せるかフェンリルや拮抗勝負に寄せるか吟味する必要がありました。深淵獣とフェンリル・拮抗勝負等は場を埋めるかどうかで相性があまり良くない上に、それを把握しているかどうか、対面の練度によって形成される盤面やフェンリルの使い方が変わってきます。また、両方とも採用して中途半端なものにすると、デッキから引いてくるカードによっては大きく裏目になる行動となってしまいます。これは、相手のデッキに有利にする(不純物をなくす)という目的で行われるサイドチェンジにおいて矛盾した行為だと考えています。このようなことを考慮してサイドデッキが変遷しています。


また、スプライトの自由枠の多さから前期はミラーを意識してのメインサンダーボルト・月女神の鏃・冥王結界波などが採用されていたので盤面形成はメイン戦から幅広く対応できるようにする必要がありました。

その点を踏まえて構築を考えると、バスターブレードは本当に必要なカードなのかという疑問が湧きます。Gに対して展開を押して装備するのかと言われたとき、対面のデッキが分からない限り止まるかどうか決められません。それだと意味がないです。概ね採用されているフェンリルにも捲られてしまいます。後攻では、蓋はできるものの手札に来ると-1です。蓋をできる状況なら別の展開でも妨害を神視点で考えれば、捲りが成立している場合が多いはずです。以上から、先攻展開は自由枠の採用カードも意識して①モンスターと魔法罠に散らすこと②結界波やサンダーボルトの影響を受けないGを鬼ガエルで回収するルートを重視することを意識しました。

具体例(理想展開の一例)
手札:増殖するG
盤面:エルフ+マスカレーナ+キャロット
+ダブルクロス等。
(後続およびフェンリル+魔法罠の対策を意識)

先ほど載せた展開例ですが、これはフェンリル・サンダーボルト・拮抗勝負・冥王結界波等を全て意識したものになります。

サンダーボルト等にチェーンしてマスカレーナからエルフを出せば、ダブルクロスは持続したまま後続を回収できます。また、ダブルクロスは自分の墓地も蘇生できる為、Gをフェンリルや三戦を意識してスタンバイに発動しても墓穴を避けられたりと小回りが効きます。モンスターと魔法罠で妨害が分かれているので、冥王結界波だけではGダブルクロスで前盤面が3体以上いれば、処理をするために特殊召喚が必要となりそう負けない状態となります。

増殖するGの回収を前提に話をしていましたが、回収できていればまず負けないので、回収できていないときの練習をそれぞれ何が飛んでくるのか確認して回せば大丈夫です。特に、深淵獣の踏み方を確認しておくことは重要でした。


3.採用理由(特筆すべき部分)

ダブルクロスについて

ここまで書いてきたことに集約されています。主な目的は、メインデッキから自由度の高い環境に対応するためです。また、フェンリルやアルファなど高打点の対策カードに対して強く使うことができます。Gを多く回収して通しにいけることも大きな理由です。

スマッシャーズについて

一見対応力の高い汎用カードにみえますが、コストと発動条件が必要な場合を想像したときに重すぎます。例えば、ミラーにおいてこのカードの存在によってバスターブレードを捲ることができるのか考えても、キャロットがいないことが前提であり、スターターを使用しなければ、手札を切ることになります。スマッシャーズの採用有無に問わずミラーのバスターブレードは基本捲れないはずです。スマッシャーズは自分の場のモンスターも除外しなければならないので、仮にバスターブレードを突破したとしても、その後が続きません。そこに一矢報いる可能性があるのはピクシーズです。永続罠などに強いですが、先攻であればキャロットで無効破壊(スターター→キャロット)でも良いので、手札で浮きがちでもあるこのカードに採用する意味を見出せませんでした。様々な構築を確認して毎週情報を確認してましたが、殆ど100%だったのが未だに分かりません。この状況下で特殊できるスプライトが○枚であれば、妨害を○つ超えて先攻のこの盤面が概ね捲れるというものがあれば是非教えてください。

ピクシーズについて

上述したように、対面のミスがなければ、先攻のバスターブレードは捲れないはずです。しかし、さまざまなものを考慮していくつか分岐が生じたときに捲れる可能性が生まれるのはピクシーズだと考えて採用しました。実際に、ピクシーズを用いて捲ることができた試合はフリー含めて2.3試合ほど遭遇しました。スマッシャーズは盤面も失って処理をするのに対して、ピクシーズは盤面を失わずにダメージステップ時にレッドキャロットの妨害を受けないことからも捲りが成立するならピクシーズの方が高いと考えました。また、召喚権を消費しないスターターからもジェットが通るならブルーが通るので、ピクシーズを優先するほうが理に適っていると考えます。

サイドデッキのガンマバーストについて

スプライトミラーにおいて、効果を期待できない(使いづらい場面の方が多い)ガンマバーストをメインから採用することは、不純物のないこのデッキのよさを消していると考えます。バスターブレードも採用するなら話は変わりますが、展開や勝率への影響が見合っていないカードなのでサイドデッキに採用しています。しかし、捲るときに打たれる増殖するGに対して最小枚数でワンキルに向かうことのできるカードと捉えているのでサイドチェンジ以降に採用する価値があると考えて採用期間は採用していました。サイドチェンジ以降には上述してきたように、スプライトへの対策カードが多く存在します。Gで止まった場合に勝つことが難しいので、Gを無視してキルを重視したサイドチェンジ及びエクストラ(キャットシャークの採用)にしました。そうすると、キャットシャークのみだと誘発を越えきれないので、ジェットからサーチできてワンキルの幅を大きく広げるガンマバーストに採用の価値が生まれました。


4.まとめ

前環境で使用していたスプライトについてメモしていたことの一部を思考の記録として簡単にまとめました。

展開においてGは構えることが難しくなったものの、基本的な方針や対策に対しての立ち回りは新制限以降も変化していないと考えているのでスターターのような展開・捲りに大きく貢献するカードがあればまた使いたいと思えるデッキでした。また、指針がしっかりしていれば、どの環境も85%は超えると思っています。現在、メタゲームを読みきって一周先にいると、96%がマッチ戦において狙うことのできる勝率だと個人的に考えているので、仕事で休日がないことを考慮しても30マッチ以上行って、大会に参加するときはその数値を目指していきたいです。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!

何かあればTwitterより連絡いただければと思います(๑>◡<๑)!

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