最善の選択とは。


ちょっとした話。

最善の選択をする為にはどのような選択肢を、どのような未来を想定する必要があるのか。

次のような手札の状況下で金満で謙虚な壺から6枚確認したとき、どのような思考分岐が必要なのか自分の思考過程を少し書こうと思う。

第一に「金満で謙虚な壺にうららを基本打つプレイヤーかそうでないか」によって、視野に差が生まれる。

6枚除外に対し、うららを必ず打つと考えている人は次の思考に進みづらい。まずは、自分を基準として考えず、常に裏目を想定する必要がある。今回想定手札として取り上げた「金満で謙虚な壺」はうららを打たれるか打たれないか差があるカードの一つである。

現環境であれば、キトカロスやレイノハートには打たずに烙印融合というより強力な札を想定しておく(爪音に対してうららを打てば良いという思考があれば)といった場面がある。

第二に、6枚の選択肢から何を選ぶのか。うららを思考から外すならば、増殖するGに対して解答があるので、スターターが筆頭となるだろう。

しかし、うららを想定し続けるならば分岐が発生し、自分の考える最善の選択はスターターではなく増殖するGとなる。

どうしてスターターではなく、増殖するGなのか。

スターターを選択した場合、うららを貰った時に動く手段がない。

増殖するGを選択した場合、手札のブルーが必ず機能するので、うららに対して強く出ることができる。副産物として、対面視点では増殖するGを召喚したことによって、思考の上位に増殖するGと墓穴の指名者が過るようになる(無限泡影が対面視点墓穴を上位において考えさせやすい)等がある。

1枚初動であるスターターを選択したくなるが、鬼ガエルでの回収択がない場合だとしても全てに対して受けの広い択を、ハイリスクハイリターンよりローリスクローリターンで選択を続けることが高い勝率の維持に直結する。

試合内では、理論だけでなく対面の雰囲気や行動からも思考は発生するが、常に最善の選択をするにはまずは自分の行動が第三者の視点で多くの想定をした中で正しい選択なのか限られた時間の中で確認することが必要だと考える。


今回の話は次の自身の行動への損得に関わるので、分かりやすい例として載せた。ただ、本来の試合では近い未来の選択ではなく、長い未来の選択、言い換えれば大局観が求められるので簡単な話ではない。そのなかで最善の選択ができるように思考を深いものにしていきたいなと思う。

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