冒険家・阿部雅龍 「どうか安らかに」
【お知らせ】
私の作品主人公であり友人の冒険家・阿部雅龍ですが、昨年夏に脳腫瘍が見つかり闘病を続けてまいりましたが、3月27日に息を引き取りました。
その日は奇しくも私の誕生日 前日でした。以前 彼が粋な計らいで祝ってくれたことも含めここ数日は大学時代からの約18年間を振り返っていました。大学から現在まで定期的に会う関係としては、彼が唯一の存在だったので、もう語り合えないのかと思うと寂しさがあります。
特にここ数年は作品制作で会う回数も語り合う時間も増え、南極冒険の中継地チリまでサポート役で同行もさせて頂きました。制作を始めるにあたり、やるからには徹底的に突き詰めると彼と約束をしていたので、今年の1月28日という特別な日に写真集出版と個展が叶い、その様子を彼に届けられたことが、自分にできるただ一つのことであったと思っています。
正直まだ実感がありませんが、これからもう少し時間をかけて彼の足跡を辿りながら阿部雅龍という人物と向き合おうと思っています。まだ果たせていない彼との約束もあるので。
ガリュウさん、どうか安らかにおやすみください。
髙橋こうた
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？