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大学1年生が約1か月バックパックしてみて 1章 『この旅を通じて感じたこと、学んだこと』

こんにちは。ヒキノです。この章では僕がこの旅で感じたことを中心に綴ろうと思っています。序章を読まれてない方はまずそちらを読んでいただきたいです。

※ここでの僕の意見はあくまで「僕」が感じたことであり、決して一般論ではありません。

1. 「幸せ」とは

私たち人間にとって「幸せ」とは何なのだろうか。僕はこの旅で一番そのことに考えさせられました。「幸せ」とはおそらく人それぞれだと思うし、何が正解であるとかではないと断言できます。というのも、「幸せ」というのは各々が属している環境によって左右されるからです。

ある人は「僕は自分がこうなりたい、こうしたいと思うことをすることが幸せだと思う」と仰っていました。これはすべての人に当てはまるような気がします。というか、なんならこれが究極の「幸せ」なのかと感じます。

それに倣うと、僕が今こうしてバックパックで感じたことを伝えることができているのも「幸せ」だと思います。そして僕は『全ての人が「こうなりたい、こうしたい」ことを追い求める世界』は素敵だなと感じました。でもそれは実現不可能ではないのではないかと思います。

僕は今回この旅を通じて色々な場所に行き、色々な現実に直面しました。正直、一番驚いたのは東南アジアでも国によって成長の差が歴然だということです。下の写真はバンコクのPratunumというオフィス街の写真です。こんな高層ビル群が東南アジアにももうあるのです。もう日本と大して変わりません(笑)バンコクだけに限らず、タイという国はインフラが整っていると感じました。(整っていない地域もまだあると思う)

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その一方、カンボジアやラオスの成長はまだまだ発展段階だと感じました。というのも、タイは1930年代に民主主義制に移行したのに対して、ラオスやカンボジアは1980年前後と歴史的な面で見てもその差が明らかであるからです。主要な道から一歩外れれば、道はコンクリートではありません。それはきちんと補正されてない凹凸の激しい道でした。

さて、話を戻します。僕はこの旅の10日目、2/27にカンボジアのベンメリア遺跡、コーケー遺跡、プレアビヒア寺院に行きました。これらの遺跡はシェムリアップから車でそれぞれ約1時間、2時間、4時間の所にあります。そこには小さな子供もいれば年配者もいる普通の集落です。

僕はそこで以下のようなことを感じました。

ここに住んでいる人たちは一生ここに居続けるのだろうか。
ここの人達にとっての「幸せ」とは何なのだろうか。

日本にいればスマホやメディアといった媒体を通じて外国のことを知ることができるし、今や簡単に海外に行くことができる時代になりました。そうした世界が僕ら日本人の中ではある程度当たり前になっていた分、僕はここに住んでいる人たちは世界のことを知っているのだろうかと感じました。

おそらく時代の遷移と共にそこの集落に住む人たちが自分たちの住む国とは違う国について知るときも来るでしょう。しかし、実際に他国に旅に行くというのはまだまだ先なのではないかとも感じました。(あくまでも推論です)

僕はこうした所に住む人に出会い、初めは自分は恵まれていて幸せ者だなと感じました。しかし、それは間違っていると反省しています。

なぜなら、その感情はその人を僕の中における「幸せ」の中で比較、評価しているにすぎないからです。

先ほども述べたように、そこに住む人にはその人の「幸せ」があり、自分の中の裁量で判断することは間違っている気がします。そこに住む人たちに直接聞いたわけではないので確信はないですが、おそらく僕たち日本人とはまた異なるまた「幸せ」を持っているのだろうと思います。

ただ、こうした生活をしている人々にこの年で出会い、気づくことができたことに僕はとても「幸せ」であると感じました。

なので、僕の「幸せ」の1つは「旅を通じて色々な人と出会い、新たな発見を常にし続ける」ということなのだと思います。そして、これが「僕のやりたかったこと、したかったこと」であるとも感じました。


最後に長くなったので伝えたいことをまとめます。

日本にいると「自分がこうなりたい、こうしたい」すなわち「幸せ」という選択肢が日本の中でしかない

と感じました。ほぼ大半の大学生が大学3年生になると就活のことを考え、インターンに行き、4年生になると就活を始めると思います。しかし、僕は必ずしも就職する必要なんてないと思います。でもおそらく大半の人が就活するでしょう。なぜなら、その人の思考の中には就職するという選択肢しかないからです。でも、生きていくためには就職する以外にも様々な選択肢があると思います。その選択肢を見つけることが大学生活で最も大事なのではないかと感じます。

そして、僕は

旅を通じて世界のあらゆる場所、ヒト、コト、モノを通じて「幸せ」の選択肢が増えるのではないか

とこの旅を通じて最も感じたことです。

僕は「旅」と「旅行」は異なるものだと思います。「旅行」は『「行きたいところに行く、綺麗な風景を見る、美味しいご飯を食べる」など事前に計画立てて「目的」を果たすもの』だと思います。

その一方、「旅」というのは、

『最低限の計画だけ立てて、後はそこにいって自分の五感を使って何かを感じに行くもの』

だと思います。僕はこうした意味において全ての人に「旅」を薦めます。

今回、僕はこの旅を通じて新しい「幸せ」という価値観、考え方を得ることができました。これは、実際に自分で旅をして身をもって体感したからこそ得られたモノだと思います。

次はどこ行こう。



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