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中小企業診断士とは?役に立つのか?独学で合格を狙う話 財務・会計(企業財務論)
■4,5章:管理会計についてこちら
■11章:会計規則についてこちら
今回は6章「ファイナンスⅠ(企業財務論)」7章「ファイナンスⅡ(証券投資論)」です。ファイナンスは数学的に専攻していたこともあり、けっこう得意そうです。
1.企業価値の計算
企業価値とは投資家に対する企業の価値を示す。自己資本と負債の市場価値の合計で表される。
企業価値=株式価値+負債価値
(1)株式価値
※配当割引モデルの「ゼロ成長率モデル」か「定率成長モデル」の違いです。導出式は省略します。
(2)負債価値
2.株価の妥当性を評価する指標
株式の期待収益率について。
株式を保有することで得られる利益は、配当利回りと値上がり率を合計したもので表される。
☆1株当たり配当金(DPS:Divided Per Share)
1株当たりの配当金(円)=配当金総額÷発行済株式総数
☆配当利回り
配当利回り(%)=1株当たり配当金÷株価×100
☆配当性向
配当性向(%)=配当金総額÷当期純利益×100
☆株価収益率 PER: Price Earnings Ratio
株価収益率(倍)=株価÷1株当たり当期純利益
☆株価純資産倍率 PBR: Price Book-value Ratio
株価純資産倍率(売)=株価÷1株当たり純資産(簿価)
3.DCF法などによる企業価値の算定
企業価値の算定(キャッシュフロー割引モデル)
FCF_n=n年後に発生するフリーキャッシュフロー
r=加重平均資本コスト(WACC)
※フリーキャッシュフローとは「企業への資金提供者に対して利払いや配当などに充てることのできるキャッシュフロー」
FCF=税引後営業利益+減価償却費ー運転資金増加額ー投資額
・税引後営業利益=営業利益×(1-税率)
・運転資金(運転資本)増加額
・運転資金増加額=当期運転資金ー前期運転資金
加重平均資本コストWACC
4.最適資本構成
ファイナンス理論の目的は、長期的な視点からの企業価値の最大化である。資本調達に関する意思決定について、①資本構成の変更は企業価値に影響を及ぼすのか②(もしそうであれば)どのように企業価値を最大化する資本構成は決定されるのか。
【MM理論】
完全資本市場を仮定して最適資本構成問題を研究したモデル
命題:法人税が存在しない市場では、企業価値は資本構成に依存しない。
左図:完全資本市場における負債と企業価値の関係
右図:法人税等を考慮した場合の負債と企業価値の関係
さくさくとまとめましたが内容以上です。
ここのパートは、何度か復習していけば問題なく解けそうでよかったです。どんどん財務会計の復習を進めます。
■■4,5章:管理会計についてこちら
■中小企業診断士とはなにか、どんな科目・試験があるか、といった基本情報はこちら。
以上です。
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