子どもの撮影はチームプレー!の話。
こんばんは!
今回、自治体広報LABで講師を務める
西予市の堀内さんからお声掛けをいただいたので、八幡浜市でやっていたチームプレーについて紹介します。
堀内さんは僕が広報担当なりたてほやほやの時にすごく刺激を受けた方で、
「広報の仕事、もっとがんばろ!」って思うきっかけをくれた人です。
堀内さんにお誘いいただいたからとはいえ、
正直、恐れ多いにもほどがある!
けど、言われたからには書いてみたい・・・。
・・・ということで今回です!笑
田中には堀内さんほどの経験や実績はありませんので、
くれぐれも悪しからず。
温かい目で読んでもらえると幸いです。
▼堀内さんのnoteはコチラから!▼
広報誌編集の役割分担 ~広報やわたはまの場合~
広報担当者の人数は自治体によってまちまちだと思いますが、
「広報やわたはま」は、基本的に係員3人で力を合わせて作っています。
●H係長
メイン担当はSNSなので、広報誌には少しだけ。
ただ、トーク力と撮影時の雰囲気づくりがピカイチ。
カメラの腕もメキメキ上達中。
●Kさん
一押し情報や子育てだよりなど、情報ページ全般の記事作成を担当。
デザイン力◎。仕事が早くて丁寧。
●タナカ
一応、編集長+メインの撮影担当。
表紙案の選定や特集記事などの作成のほか、
誌面全体の記事の折衝も編集長の仕事。
上はあくまで昨年度体制。
タナカだけ異動しています。がびーん。
なお、誌面作成はこのメンバーですが、
校正作業ではページごとの担当課の方をはじめ、
広報担当部局の管理職の皆さんも巻き込んで、
表現や言い回しなど、いろいろな方の目でチェックしてもらっています。
広報誌に求められる役割
広報誌は「単なる情報発信の媒体」という役割だけではなく、
「人とまち、人と人をつなぐもの」という役割も
求められていると思います。
事実、八幡浜市で行った広報誌の読者アンケートでは、
「このまちに住んでいる人を、もっと紹介してほしい!」
という意見がとても多く、
市民の方の活動に対して関心が高いことがわかりました。
(もちろん、「行政情報をわかりやすくして!」という声も多いです。)
そこで、昨年度の広報誌リニューアルの際に、
「もっと人にスポットを当てて、まちに関わる人が登場するページを増やそう!」と決めて、誌面全体の体裁や、表紙・特集などの方針を見直していきました。
「子ども」の写真は大正義。
広報誌リニューアルの一環で始めたのが「子育てエッセイ」のコーナー。
この企画は、市内に住む親子に月替わりで登場してもらうもので、「子育ての楽しさ・大変さ、地域とのつながりなどのエッセイ」を、楽しそうな家族写真とともに掲載するコーナーです。
※注釈※
実は以前、似たような企画をやっていた時期がありましたが、コロナ禍で中断していました。
読者アンケートで希望が多く、リニューアルの際に復活させたものです。
「子どもの楽しそうな写真」って、癒し効果が抜群なんですよね~。
子どものご家族はもちろん、
地域の方からも「ほっこりして、ええなぁ~」みたいな反応が、たくさんたくさん届きます。
「子育てを『地域』で応援していく機運をつくる!」
という目的にも合致するので、
僕は子どもの写真を積極的に載せるようにしていました。
子どもの撮影は難しい!!
さて、ようやく冒頭のテーマに戻ります・・・。
お気づきのとおり、このコーナーには最大のポイントがあります。
そう、
誌面に載せるためには「楽しそうな親子」の写真を撮らないといけません!
そして、子どもの笑顔を引き出すのは、本当に難しい!
子どもに限った話ではありませんが、
「こう声掛けすれば笑ってくれる!」みたいなバイブルもなく、
担当1年目は悪戦苦闘していたような気がします。
カメラ向ける前はニコニコでも、撮り始めた途端に真顔だったり・・・。
ただ、
この写真撮影って子ども目線に立って考えると、
見ず知らずの大人が!
見たことない機械(カメラ)を持って!
顔を隠しながら(レンズを覗きながら)
近づいてくる!
ガチガチに緊張して当たり前だと思います。
なので、まずは「子どもと打ち解けること」に、
心を砕くようにしていました。
その中で解決策の一つとして辿り着いたのが、
「係長との連係プレー」です。
どういうことかを説明すると、
「係長が声掛け+ぬいぐるみなどで子どもの笑顔を引き出す」
→「タナカが撮影!」っていう感じです。
とどのつまり、
子どもの声掛け担当と、撮影担当をばっさり分けることにしました。
(「そんなこともできないの?」って呆れられそうと不安が・・・。)
とにかく、係長の子どもの楽しませ方が絶妙で、
最初は緊張している子どもも、
気づけば自然に笑顔を向けてくれるようになります。
広報担当中に習得したいと思っていたスキルの一つです。
(結局、半分くらいしか習得できていない・・・。)
このほかにも子どもと打ち解けるために、
撮影場所をお子さんが普段遊んでいる場所に設定したり、
最初はお子さんのお気に入りの遊具で自由に遊んでもらったり、
保護者の方も一緒に遊んでもらったり、
子どもと目線を合わせてニコニコ話しかけたり・・・。
ありとあらゆる手段で大人とカメラに慣れてもらってから、
誌面掲載用の写真を撮影するようにしていました。
取材で大切にしていたこと。
上のやり方は、
見る人によってはとても非効率なものに映るでしょうし、
褒められたやり方ではないのかもしれません。
ただ、僕が取材をしていくうえで意識していたのは、
せっかく広報誌に出てもらうからには、
「取材を受けて楽しかった!」
「広報に載せてもらって良かった!」
と思ってもらえるように尽くすこと。
そのために、
自分にできる精一杯の気持ちを込めて、取材にあたっていました。
振り返ると、広報担当になりたての頃は、
「広報担当たるもの、格好よく写真を撮らなきゃ!」
「担当課は広報のことわからないから、自分がリードしなきゃ!」などと、
勝手に自分を追い込んでしまっていましたが、
あたたかく取材協力してくれる市民の方や、
一緒に特集を考えてくれる担当課の職員さん、
悩みを共有できる他自治体の広報担当さんたちと接するうちに、
次第に心構えが変わったように思います。
特に、担当1年目の時に堀内さんから話してもらった
「あくまでも住民に対して誠実に向き合うことが優先!」という考え方が、
ずっと自分の中の柱でした。
大切なのは
1人で仕事を完結させることではなく、
良い仕事をすること!
1人でダメなら、周りの人たちの力を借りる!
「また一緒に働きたい」って
思ってもらえるように尽くす!
この考え方が、
「異動先の仕事もがんばろ!」と思える原動力になっています。
あ~、広報担当やっててよかった~。
・・・。
なんだか取り留めない話になりましたが、今回はとりあえずこんな感じで。
実際に自分で書いてみてわかる難しさ・・・。
自治体LAB講師陣の皆様のご尽力に頭が下がります・・・。
「こんな話が聞きたい!」っていうのがあれば、
ぜひぜひ教えてくださいね!
それでは!!
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