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テーラーメイドの歴史

ここ数年一番ゴルフクラブを売り上げているメーカー…
今日はそんな【Taylor Made】についてご紹介していきたいと思います。
メーカーの名前は知っているけどどんなメーカーなのか知らない方いらっしゃると思うのでそんな方々に少しでも興味を持ってもらえると嬉しいです。

テーラーメイドの歴史

テーラーメイドは1979年にゲーリー・アダムスが創業しました。ゲーリーアダムスはメタルウッドと言われる金属製のヘッドの発明者ということもありメタルウッドが主力商品となっています。

1984年にフランスのサロモンというスポーツ用品を扱う企業の傘下となり1997年、アディダスに買収された。そこから2016年5月までアディダスの傘下でした。販売員時代によくゴルフを始める方にテーラーメイドといってもピンとこない方が多かったので実はアディダスの傘下だったんですよと説明すると興味を持ってくれる方が多かったです(笑)

テーラーメイドゴルフクラブの歴史

ここからはどのようにテーラーメイドのゴルフクラブが進化していったのかをピックアップして紹介していきます。(ドライバーについて書いてるものが多いです)

1979年 ピッツバーグパーシモン発売

テーラーメイド初めてのメタルドライバーが【ピッツバーグパーシモン】という名前です。ピッグパーツはアメリカの都市の名前なのですが、かつては鉄銅生産の中心地としてとても栄えていました。そのためこの当時は木製のクラブが主流だったこともあり鉄銅業を中心とする都市をつけ、メタルヘッドが出来たということをアピールする為この名前にしたといわれています。

1982年 ツアープリファードメタル発売

この当時はまだ木製のクラブが主流だったがすでに2代目のメタル素材を使ったドライバーを発売しました。木製のクラブと比べスピン量を抑えることができ、ツアープロの人たちも使い始めていました。あのジャンボ尾崎もこのメタルウッドに興味を持ち使用していたという。(のちのJ’s メタルの誕生につながる)

1995年 V921 メタル発売

この商品は何といっても【インテグラルシャフト】というグリップにくびれを設けたシャフトが特徴です。海外ではバブルシャフトと呼ばれていたそうです。この機能によりシャフトをよりしならせヘッドを走らせることが出来るようになったそうです。
この年から社名が【サロモン&テーラーメイド】と名前が変わり、同時期にサロモンから【インテグラル】というスキーブーツを発売していました。そのためこの機能を同じインテグラルにしてスキーをしている方が春になるとゴルフをする方が多かったらしく、ゴルフをする際に当社から買ってもらうためにこの名前にしたそうです。しかしバブルが崩壊しこのインテグラルシャフトは名前がどんどん薄れていき現在はバブルシャフトという名前で知っている方も多いかもしれませんね(笑)

1999年 FIRE SOLE発売

このファイヤーソールメタルは前作と同じインテグラルシャフトを採用しつつ、低重心化を図るためタングステンウエイトをそーつに配置したものです。多くのプロごるわーから使用され優勝する方が数多くいたそうです。

2001年 R300シリーズ発売

この時からこう反発も出るが発売されました。日本では300シリーズの頭に『R』がついているこう反発も出るが発売したのですが、USGA『全米ゴルフ協会』は高反発を認めないルールということもありRのついたモデルとついていないモデルの2つが発売されました。このモデルはヘッドのサイズを選ぶことができ、300、320、360の3つを選ぶことが出来ました。現在のドライバーからすると360でも小さく感じますよね(笑)
当時プロゴルファーはR300 TOURが人気でメーカーから在庫がなくなるほど人気だったそうです。

2003年 Racシリーズアイアン発売

OS、LT、CB、MBの4モデルが発売されました。初心者、中級者、上級者モデルで発売され、それぞれのゴルファーの悩みに特化したものになっており、ヘッドの大きさや、キャビティの深さを細かく変えているアイアンです。ちなみにLTとMBのヘッドは三浦技研という兵庫県のメーカーで作られていたんです。なんか親近感沸きますよね(笑)

同年 V Steel FW発売

同じく2003年Vsuti-ru  フェアウェイウッドが発売されました。個人的になりますがほんっっっとに面白いクラブで大好きなクラブの一つです!
私も2003年生まれで同い年ということもありこの子とは気が合うんです(笑)
競技ゴルファー時代に親、顧問に次いで助けてくれた子がこの子でした!
話が少しそれてしまいましたが、こちらのクラブはプロ、アマ問わずに愛用されたクラブでいまだに名機として語り継がれています。Vソールと言われるソール面が芝生との抵抗を軽減させ、安定した弾道で打つことが出来ます。当時テーラーメイドと契約していない丸山茂樹プロもつかっていたとか…
現在活躍しているダスティン・ジョンソン選手や、ジェイソン・デイ選手も使っていたそうです。いまだに使っている方もいるのではないかなと思うくらい本当にいいクラブでした!

2004年 R7シリーズ発売

世界で初めてウエイトを動かすことのできるクラブが発売されました。重心を6通り変えることが出来るので1本のドライバーで様々な性格を楽しむことが出来るんです!
これをきっかけにテーラーメイドは調節機能を追求したモデルを発売していきました

2007年 BURNERシリーズ発売


この商品はとにかく飛距離を追求したモデルになり、Rシリーズとはまた違ったテイストでした。ショップ店員をしていた時もこのドライバーに長めのシャフトを付けて遊ばれている方もいらっしゃいました。いまだに愛されているドライバーですね(笑)

2009年 R9シリーズ

 世界で初めてレンチ(カチャカチャ)を使ってロづ戸を変える機能を搭載したクラブです。
FCT(フライトコントロールテクノロジー)により最大8つの弾道にすることが出来ます。理論上75ヤード幅を調節することが出来るそうです。

同年 SPIDERシリーズパター発売

また個人的に好きなクラブになります(笑)
今もなお同じシリーズで商品が発売されていますね。このパターが出たことによりneoマレット型のパターが流行ったといっても過言ではないと思います。このパターはミスヒットに強く安定したパッティングを可能にしました。デザインも金神で気には好きで多くの人が一度は手にしたのではないかと思っています。

2011年 R11シリーズ発売

このクラブの一番の特徴は【白いヘッド】でした。
実は発売前は賛否があり、売れないのではないかという意見もあったそうです。
そして発売を迎えましたが、これがまた大ヒットしたそうです(笑)
そしてこのクラブにはフェースアングルを変える機能がありそれも人気になった要因の一つだと思います。
個人的にはヘッドが白だとクラブの残像が見えやすく、どのようにクラブが走っているのか見えやすいので練習にもなりおすすめです。

2012年 GLOIREシリーズ発売
この年にグローレシリーズが始まりました。日本専用モデルとして発売され、とても軽くて長尺化したドライバーです。主に女子プロやアマチュアゴルファーに人気になっていきました。こちらも白いヘッドが特徴で、個人的には女性の好みに合うデザインと性能だったのかなと感じています。この商品は私が働いていた時も定期的に問い合わせのある商品で、在庫もそこまで数が多いわけでもない人気の商品でした。

2013年 RBZシリーズ発売

このシリーズは何と言ってもフェアウェイウッドですね(笑)
3番ウッドが今までのものと比べ20ヤード近く伸びるといわれ、プロゴルファー、アマチュアゴルファー両方に人気となりました。いまだに使っている人も数多くいらっしゃると思います。たしか大西ライオンさんが使っていた気がしますね(笑)
FWにはスピードポケットと言われる機能を搭載し、初速が早くなり飛距離が伸びました。
私も打ったことがありますが、とても振りやすく球が上がってくれるので誰でも簡単に飛ばせるクラブだなと感じましたね。

2014年 SLDRシリーズ発売

このクラブはまた面白いクラブですね(笑)
とにかく球が上がりずらいといわれたクラブでうまく扱える人からしたら飛距離が出るのですがあまり市場では受け入れられなかったそうです。そのため球が上がりやすくするため12度、14度のモデルも追加し万人受けするように対応しました。デザインが個人的にはかっこいい感じがして式なクラブですね。まぁうまく扱う自身はないですが…

2015年 R15シリーズ発売

このクラブは【フロント・トラック・システム】と言われる機能を搭載しました。それにより弾道調節の幅を広げたのですが…
SLDRの影響もあるのか、球が上がりずらいという人も多くなかなかヒットしなかった商品の一つでした。シャフトを柔らかめに設計しSKDRと比べ扱いやすくはなっていると個人的には思うのですが…
いいクラブではあるのですがこれがRシリーズの最後のクラブになりました…しかし翌年から名機と言われるクラブが発売されることに…

2016年 M1 M2シリーズ発売

この年からMシリーズが登場しました。この年から奇数は操作性、偶数は優しいというイメージを持った方も多いと思います。
M1のドライバーはウエイトの位置を変えることが出来るため幅広く弾道を調節することが出来ました。
M2はウエイトを調節することはできませんでしたが、ミスヒットに強くアマチュアゴルファーに人気なクラブとなりました。
M2のFWに関しては今でも使っている方が多く、あの松山英樹プロも使っています!ちなみに2代目モデルというものもあり若干性能とカラーリングが変わったものが2017年に出ています。

2018年 M3 M4シリーズ発売

このモデルからまたデザインが一新しました。機能面では【ツイストフェース】と言われるものを搭載。曲がりずらいショットを打つことが出来ます。こちらもM3に関してはウエイトを動かすことが出来る操作性のクラブ。M4はウエイトを動かす機能はない優しいモデルとして登場しました。
曲がりずらい分躊躇なく振り切れるというおこで人気になりいまだに使用しているプロもいらっしゃるそうです。

同年 MILLED GRIND HI-TOE ウェッジ発売

このクラブの特徴は【フルスコアライン】ですね。フェース面全体に溝が入っており、どこに当たってもスピンが入りやすくなっているものです。56度~のモデルのみフルスコアラインになっているため、54度以下に関してはアイアンと同じように打つことが出来るよう工夫されています。
そしてバックフェース部分に3か所くぼみがあるのですがこのくぼみのおかげで重心を低くすることが出来球を上げやすくしています。
そして名前の通りトゥ側が高くなっているので構えたときの安心感が半端ないです!
このウェッジは本当に性能が優れているだけでなく、使いやすさも兼ね備えていて正直言って最高です(笑)

2019年 M5 M6シリーズ発売

このシリーズではツイストフェースは採用しつつ新たに【スピードインジェクション】を搭載しました。
ボールスピードを最大限に引き上げる構造になり距離が爆伸びした方もいらっしゃると思います。(僕も試打したときは感動しました笑)
これもM5はウエイトを動かせM6は動かせないやつですね。
個人的にはデザインに赤が出てきてめちゃくちゃ好きでした(笑)

2020年 SIMシリーズ

こちらのモデルからSIM、SIM MAX、SIM MAX Dの3モデルが登場しました!順番に、上級者、中級者、初心者モデルと説明したら伝わりやすいと思います。もちろん上級者の方でもMAX D使う方がいるので正しい説明ではないですがここでは一旦差別化を図るためこのように表現させていただきます。このモデル実はM5、M6に搭載していたツイストフェース、スピードインジェクションはそのまま搭載してます。ただ飛距離性能が格段に上がっているんですよね…
それは、ソール面の後ろにウエイトを置きボール初速の向上に成功。そして空気抵抗を減らす構造にし、スイングスピードを少しでも出せるようにしています。飛びの3要素の2つに力を入れることにより飛距離性能が格段に上がったと私は考えています。しかし、少し球が上がりづらく苦手意識を持った方もいたのも事実でした。そこでテーラーメイドは次回作で上がりづらさもクリアにしていきました…

同年、TRUSSパター発売

SIMのドライバーに行く前にここにも触れておきたいですね笑
ヘッドとシャフトの境目を三角形の形をしたもので繋げているTRUUSパターがここで発売されました。構えたときはこの形状が気にならないのですが、使ってみると安定感が圧倒的に増したと感じた方も多いと思います!私もその一人ですね(笑)
さらにミスに強いパターが出来上がり多くのプロ選手が使っていましたね。
ショップ店員時代も数多く問い合わせを受けていた商品の一つですね。
これをきっかけに他のメーカーもトラス構造パターを発売しています。歴史を変えたといっても過言ではないパターですね。

2021年 SIM2ドライバー発売

きました!SIM2ドライバーです!これはまだ使っている方多いのではないでしょうか?2になり何が大きく変わったのか説明すると…
【球が上がりやすくなりました!】
という説明だけだと説得力がないですよね(笑)
なぜ球が上がりやすくなったのかというと素材と溶接方法をかえ、ヘッドの軽量化に成功しました。その軽くなった重たさをソールの後方部分のウエイトに重量を持っていくことが出来ます。このウエイトの役割は押す力なので後ろから押す力が強い分球は上がりやすくなります。イメージとしてはブランコで後ろから押してもらうのと同じですね。そのおかげもありアマチュアゴルファーにも大きく人気が出ました!こちらもSIMと同じく3モデル出ました。幅広い方に選ばれて今でも人気で金額が中古でも高いです。

2022年 STELTHシリーズ発売


私も長らく使っていたこのクラブ…
20年以上水面下で開発されたこの商品。何といってもデザインが赤黒でカッコイイ…
そして一番は【カーボンフェース】ですね。フェース面が60層のカーボンで出来ておりトランポリンのようにボールがは跳ねてくれて飛距離が伸びるという物でした。このモデルはSTEALTH+、STEALTH、STEALTH HDの3モデルが出ており、上級者、中級者、初心者向けという感じで説明しておきますね。HDというのはハイドローという意味で高くてドローボールが出しやすいモデルでした。このモデルが一番評価が高かった気がしますね。
ここからカーボンウッドの時代が始まっていきました…

2023年 STEALTH2シリーズ発売


同じカーボンフェースですが2か所大きく変わりました。
ウエイトの重さとフェース面のねじれです。
ウエイトが前作よりも少し重たくなりました。それにより先ほどブランコを用いて説明したのと同じ効果により球が上がりやすくなりキャリーが出やすくなりました。
そしてもう一つ、フェース面のねじれですがねじれを加えることによりさらにミスヒットに強くなり曲がり幅が抑えられました。
こちらもSTEALTHと同じ3モデルが発売されました。
前作よりも優しくなっていたので1は少し難しくて2は優しいモデルという認識になり次回作は難しいモデルが出るのかなと思われていました。
そして…

2024年 Qi10シリーズ発売

Q uest(探求) i nertia(慣性) 10K=10000の完成の探求

という意味でQi10となりました。慣性モーメントという優しさを表す数値があるのですが今までは高くても9000を超えることがなかったこの数値、今作3モデル発売されたQi10LS、Qi10、Qi10MAXの中でMAXモデルがこの慣性モーメントが10000を超えました。
まぁ簡単に言ったらめちゃくちゃ優しくて曲がりずらいという事ですね。
今年は難しいモデルが出ると予想されていた中でこのような商品が発売され話題になっています。私は通常モデルを買いましたが通常モデルも十分優しさがありほんとに曲がりずらいです!
デザインも一新されカーボンフェースではあるのですが青色になっていて個人的には新しい感じがして好きです。

と、こんな感じでざっくりクラブの歴史についてまとめてみました。初めての試みなので読みづらい部分があったらコメントなどでご指摘いただけると嬉しいです。
最後になりますがこの中で気になった商品やもっと詳しく知りたい方、ここには書ききれなかった商品について詳しく知りたい方、その他の質問やリクエストございましたらコメントよろしくお願いします。
インスタグラムでも受け付けていますので是非お待ちしています!
↓インスタアカウント
https://www.instagram.com/kousukegolf0201?igsh=MWZheThvemNiYWkxaw==
またどこかで個人的テーラーメイドおすすめランキングとかテーラーメイドでフルセットを組むならこれ!とかやってみようかな(笑)
こんな感じで投稿していきますので是非よろしくお願いしますm(__)m
ここまでご覧になっていただいた方、少しでも読んでくださった方ありがとうございます!
♡ボタン押してくれたら嬉しいなぁ…(笑)

※一部ウィキペディア参照











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