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アンのお茶会倶楽部

2016年
全国ハーブサミット久万高原大会の参加イベントとして
久万高原町とほぼ同じ面積のプリンスエドワード島を舞台にした
赤毛のアンをテーマにしたお茶会を開催しました。

美しい薔薇を飾る人、美味しいケーキを作る人
その時代の薪ストーブでソーセージを焼く人
紅茶のスペシャリストさん、など
その道のスペシャリストとアンを愛するお仲間が集まったお茶会は
古るぼけた宿泊施設の食堂を魔法のように変身させて
訪れた方々にお喜びいただきました。

この会は「アンのお茶会倶楽部」として立ち上げた集まりでした。

発足にあたり、ご紹介いただき
カナダ大使館にご挨拶に行くという大掛かりなことになりました。

青山にあるカナダ大使館では、まず入り口で警備員さんから
アポイントメントを確認され
長いエスカレーターを登って玄関に到着すると
手荷物や電子機器類全てをロッカーにいれて丸腰で館内に案内されました。

私たちの試みにとても関心をお持ちくださり、
30分のお約束でしたが
面会後、地下の赤毛のアン関係の図書館をゆっくりとご案内くださいました。

その際にカナダ大使館から、愛媛に近い岡山でモンゴメリの研究をされている
ノートルダム清心女子大学の赤松佳子教授をご紹介いただきました。
3年後、赤松先生をお招きして講座をしていただきました。
私たちは単なるアンのファン、読者ですが
専門的に研究されている先生のお話しはとても興味深く、モンゴメリの世界に近づく事ができました。

アンを愛する、同じ心を持つ人同士はすぐに打ち解けて心の友となります。

2023年11月18日
赤松佳子先生からノートルダム清心女子大学で行われた梶原由佳先生の講演会にお招きいただき
行ってきました。講演を聞きながら、薄れかけていたアンへの思いが湧き上がりました。

講演会後の懇親会では驚いたことに、日本で赤毛のアンの愛好家グループとして
有名なバターカップスのメンバーのみなさんが私たちの
アンのお茶会倶楽部をよくご存知で、その関連から私の個人ブログもお読みくださり
著書までご購入くださっていたと知りました。

日本のどこかで、私のブログや本を読んでくださっている方がいらっしゃるということ
実際にお会いできて感激しました。

隣に座った方はアン関係の御著書を沢山出版されている奥田実紀さんでした。
パンフレットをいただいてもピンと来なかったのですが、よくよく見ると
我が家の本棚にも数冊ありました。
親しく友達のように話をしてお別れしました。これもアンのお引き合わせでしょう。

翌日、玉島に泊まっていたので、講演会のお世話をされていた井川さんのお店M&M

立ち寄ったところ、なんと講師の梶原由佳先生御一行がいらしていて
これもまたアンのお引き合わせだと思いました。

アン関係の雑貨店としては国内屈指のお店だそうです。
一日中こんな場所に居られるなんて!なんて素敵なのでしょう!!


お店の中で、最も心惹かれた食器。


それもまたなんと、そこにいらしていた熊本から講演会を聞きにいらした方の作品でした。

若い頃にプリンスエドワード島でワーキングホリデーを体験し
仕事帰りに見上げた美しい夜空を描いたものだそうです。
彼女に出会えて、この食器を手にいれることができて、これもまた
アンを愛する人たちの心が響き合ったからだと思います。

2日間で、沢山の心の友に出会い、仕事でもボランティアでもない
本当に大好きなことでの繋がりができました。

歳をとりましたが
人生が再び輝き始めた、そんな気持ちになりました。




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