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男子校チー牛が大学デビューを成功させた話とそのための努力

◆高校卒業〜大学入学

記事を手にとっていただきありがとうございます。
この度、私は大学卒業を間近に控えております。
正直、失敗ばかりの大学生活でした。
社会に飛び出し波に飲まれる前に、こんな私の学生生活を備忘録として残しておきます。これから大学生になる皆さんは参考にしていただけると幸いです。

私は男子校出身です。男子校は、陰キャとヤンキーの二分化が激しいという特徴があります。タイトル通り、当然陰キャであった私は高校時代、浮ついた話や出来事なんて当然ありません。決してつまらない高校生活ではなかったのです。気の合う友人はいましたし、やんちゃな同級生とトラブルなどもありませんでした。その反面、キラキラした学生生活を送る陽キャと呼ばれる人に憧れていたことも事実です。
そんな高校生活も終わりがやってきます。私の選んだ進路は大学進学でした。新しい環境、キャンパスライフ。期待を膨らませた私は、何を思ったか大胆に失敗した大学デビューを果たしてしまったのです…



◆大学デビュー

大学入学を控え、私はイメチェンを決意しました。
・髪を茶髪に
・服装をユニクロでスマートに
・毎日アクセサリーなんか付けちゃって

思い出すだけでも恥ずかしいです。死にたい。
目をそらさずに一つずつ解説します。

・髪を茶髪に
これが何よりの失敗です
。私は高校卒業と同日に短髪の茶髪になりました。少し考えればわかるのですが、陰キャが茶髪にしたところで顔が陰キャで頭が茶色の醜い男が出来上がるだけなのです。キャンパスライフに浮かれた私には到底そんなこと分かるはずもなく、入学してから痛い目で見られ続けるのでした。さらに、入学式直後は新歓シーズンです。上級生は新入生を部活に引き入れようとあの手この手でいい気にさせて部活の魅力を伝えます。そこで「茶髪似合ってるね」などと言われたものですから、調子に乗ってしまい、自分が痛い存在であることにしばらく気づけずにいたのです。

・服装をユニクロでスマートに
まず初めに、ユニクロは何も悪くありません。今でもユニクロの服は愛用しているものもあります。ではなにがイカンのかったのか、私のセンスです。
当時の私は「メンズ 春 服」で検索し、出てきた画像のファッションに似てるアイテムをユニクロで買い漁りました。服も買い慣れていない私は愚かにも、男性モデルのファッションが茶髪陰キャ顔の自分に似合うと本気で思っていたのです。結果、サイズも合わない、色も着こなしも季節感もグチャグチャな痛いチー牛が誕生してしまったのです。

・毎日アクセサリーなんか付けちゃって
無事皆さんの頭の中では哀れなチー牛が出来上がっていると思います。ですがそのチー牛はアクセサリーまで自信満々に手を出します。リングのネックレスに指輪、ピアスまで開けました。もちろん似合うはずもなく。あの時の写真は見ていられない状態です。



◆大学デビューを反省する

以上の点を振り返って、「ではあの頃どうすればよかったのか」を挙げます。ぜひ参考にしていただければ私も救われます。

・髪を茶髪に
色じゃねえ。当たり前ですね。髪で変化を起こしたいのなら、高校でできなかった髪型にする。だったり、髪質を改善する。ことのほうが重要です。こんな単純なことがわからないもんだから1年目のときの写真が見てられないことになるんです。あの頃の自分に言い聞かせるのなら、「ワンランク上のトリーメントで髪のケアをしっかりしなよ!」と伝えたいです。

服装をユニクロでスマートに
あの頃の私は、休日お父さんのお出かけのような恰好を毎日していました。ユニクロ自体、大学生がおしゃれする路線のファッションデザインではないので当然です。大学生ほどの年代に向けたブランドなんていくらでもあります。入ったことのないお店で店員さんに付きまとわれながら服を選ぶのを嫌がらずにしっかり選んで服を買うべきだと反省しております。

・毎日アクセサリーなんか付けちゃって
無理してつけるな。これにつきます。ピアスも化膿してさんざんでした。
いい思い出です。ちなみに今でもアクセサリを付けるのは大好きです。


◆新しいことを始める

バタフライエフェクトという言葉をご存じでしょうか。

バタフライエフェクトとは、小さな変化が時間の経過とともに大きな変化になることを意味しています。「バタフライ効果」とも呼ばれています。

バタフライには、「蝶の羽ばたきが地球の裏側で竜巻を引き起こす」という比喩的なイメージが込められています。

自分で取った小さな選択や判断でも、未来では大きな結果になる。
これを信じてどんな新歓にも飛び込みました。その結果、ある部活へと入部することとなり、大学生活を大きく変えることとなります。

入部した部活は伏せさせていただきますが、サッカーやテニスのような普通の部活動ではありません。それが故に非日常な体験が新鮮で楽しく、学びの多い四年間を過ごせました。また、痛い自分を改善してくれた存在でもあるので感謝をしています。

私自身、人とつるんで行動することは得意ではありません。大学内の授業や昼食時も1人で行動することが多かったと感じています。ですが、それでも部活に属していたことで、縦にも横にも繋がりが出来たことは陰湿だった私を大きく変えてくれるキッカケになりました。部活に所属する勇気を出して本当に良かったと感じています。

つまり何が言いたいのかと言いますと、人とのコミュニティに属することに臆さないでください。入学時の小さな決断が1年後、2年後の過ごし方に大きく関わります。いろんな人が集まるコミュニティに属することが一番の大学デビューなのです。


◆転機 大学入学~大学2年頃

自分の大学デビューを見直し、痛さに気づき改善するのに1年ほどはかかりました。そして2年目の夏頃、転機が訪れます。女性と初めていい感じになれたのです。その女性とはお付き合いをし、現在はお別れをしてしまったのですが、まさか陰鬱で女性とは縁が無いと思っていた私には刺激的な経験でした。

転機のキッカケとして、ちゃんとした自分磨きを始めたことです。これをキッカケに明らかに女性からの接され方が変わります。また男女問わずに舐められるようなことは無くなったように思えます。その結果自分に自信がつき、部活でも2年目で時期部長に推薦されるなど良い影響をもたらしてくれました。

その自分磨きのなかで効果があったものを次に書いていこうと思います。


◆自分磨きの中で効果のあったもの

おおまかに以下の通りです。
・ファッションの見直し
・髪・眉
・話し方
・飲み会などの行事

私の経験則で言いますと。いわゆる陰キャラというものは、これらを全く気遣わない人種です。なのでこれら全てを改善することで印象が真逆になります。

・ファッションの見直し
大学生たるもの、毎日オシャレな姿を周りに見せたいものです。
意識することは1つ。「スッキリとした印象を与える服装」が効果ありでした。流行の服装やファッションモデルさんの受け売りでオシャレをし、「俺ってオシャレでしょ??」を押しつけることは多くの人が通る間違いです。
では、スッキリとした印象とはどういう服装なのか、という話です。簡単な話、自分に合ったサイズ感でゴチャゴチャしない服装を選択すれば良いのです。最たる例がモノトーンコーデと呼ばれるものですね。例を挙げます。「黒のスラックスに白いTシャツ、パリッとしない程度の黒ジャケットに派手すぎないスニーカー」どうでしょう、これだけで印象がガラッと変わるはずです。今すぐGUに行って揃えてください。オシャレになるのではなく、スッキリ清潔感のある大学生を目指してみてください。

・髪・眉
顔付近の話です。顔そのものは変えられません。変えられないものを気にするだけ時間の無駄なので、変えられる場所を変えました。手っ取り早い場所はです。高校生時代あんなに駄目だと言われていたツーブロックに挑戦することにします。結果は…大成功です。髪型を変えるだけで陰湿な雰囲気が吹き飛びます。周りにも好評でしたので男性にとってメリットしかないですね。なぜ中高で禁止されているのか不思議です。
お次にです。ハッキリ言います。お恥ずかしいことに生え散らかしていました。眉を整えているだけで、整形でもしたのかと思うくらい顔の印象が良くなります。このことにもっと早く気付きたかったですね。

・話し方
服装と髪、眉を整えるだけでかなりスッキリしました。ここから内面や立ち振る舞いのことです。
まずは話し方なのですが、意図せずやってしまうクセが3つありました。
「早口」
「マウント」
「畳みかけるようなマシンガントーク」

典型的なオタク話術ですね。
「早口」は、余裕の無い印象を与えてしまいますし、早口過ぎてネタにされることを嫌って改善することを決めました。
「マウント」に関しては、相手方の気分が良くないです。無意識に自分の話を被せるクセをグッとこらえることから始めました。
「畳みかけるようなマシンガントーク」ですが、単純にコミュニケーションになりません。自分の長話で会話が終わってしまうことが最も恐ろしいです。相手の話を受け止めるワンクッション、リアクションを意識しました。

・飲み会などの行事
こちらは、なるべく参加するようにしました。理由は、「飲み会に価値がないと思っている自分を変えるため」です。飲み会などの行事を時間とお金の無駄だと思っていました。典型的な陰キャラ思考ですね。なぜ皆は参加するのだろうか、と考え参加しました。結果は飲みニケーションなるものの大事さを痛感し、現在では価値のあるものだと認識は変わってます。お酒を強要されることや嫌な人が幅を効かせている飲み会は嫌なこともありましたが、お酒の力で仲良くなれた人もいました。お酒を毛嫌いするよりも上手く利用して自分の立場を形成してやろうという気持ちで臨んでやりましょう。



◆価値観についてまとめる

陰キャラと言われる要素は基本的にマイナスイメージです。SNSで流行っています「チー牛」なるものは、清潔感のないマイナスイメージ要素を組み合わせた人物の特徴を上手く捉えているでしょう。

ボサボサな髪に眉、サイズ感のおかしいヨレヨレな服は、親や周りの人が正してくれません。自分の身なりを整えることを指さして笑っているようでは変化は訪れません。小さな事から変え始めることが大事だと感じています。

身なりの話が多いと感じるかもしれません。
当然、人生経験を積み成長するために、勇気を出して周りの環境を変える事が目的ではあります。ですが人と関わるという前提で、あまりにも身なりを整えないことは、相手にとって必ず不快感を与えてしまいます。

不快感を与えてしまう人と楽しく話し、仲を深めることはできるでしょうか??私は難しいと考えます。

自分磨きはすぐに成果が出るものでもありません、自分を磨いた結果、人並みになっただけという事もあります。ですが楽しくないものではありません。もし自分が何かを変えたいと感じているのなら、まずは自分のことから変えていきましょう。眉を少し整えただけの小さな変化で大きな人間関係の変化があるかもしれません。

大学に4年間在籍した結果、至らぬ点を改善し、中高の友人からは変化について褒められるようにまでになり、大学では友人や恋人に恵まれるような過ごし方をさせて頂きました。こんな失敗をしても大学は楽しめます。

偉そうに語りましたが、大学デビューをする皆さんの役に立てていただければ幸いです。ここまで読んでいただきありがとうございました。

時間があれば、自分磨きで効果の薄かったものや大学の飲み会の失敗なども書きたいなと考えています。
もしよろしければ他の記事も読んでくださるとありがたいです。


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