会話力講座|連想ゲームの大切さ

このページでは、会話力・雑談力を上げるには、連想ゲームが大事だという話をします。笑いをとるにも、世間話を長続きさせるにも、連想ゲームは不可欠です。

同僚や仕事相手、初対面の人との雑談が苦手な方や、もっと会話上手になりたい方はぜひ参考にしてみてください。

「面白い返し」は連想ゲームから

芸人さんの会話の「面白い返し」って、ほとんど連想ゲームみたいな感じなんです。

私は東野幸治さんのAudibleを聞いていた時に、たまたま気づきました。

面白い返しの具体例

YouTube動画から、芸人さんの「面白い返し」を紹介します。連想ゲームになっていますよね。

(後日掲載予定)

普通の雑談でも連想ゲームは超大切

普通の雑談をするときでも、連想ゲームはとても大切です。「面白い返しをしたい」「笑いをとりたい」というときだけではありません。

連想ゲームが無い会話は相手を不快にする

連想ゲームが全くない会話は、つまらないどころではなく、相手を不快にしてしまいます。

これは私の実体験なんですが、転職して新しい職場の昼休み、初対面の先輩から話しかけられて、こんな会話をしました:

先輩「名前はなんていうの?」
私「サトウです」
先輩「年齢は?」
私「28です」
先輩「家はどこ?」
私「この近くです」
先輩「結婚は?」
私「してないです」
先輩「この仕事は初めて?」
私「いえ、他で何年かやってました」
先輩「趣味は?」
私「楽器弾いたり」
先輩「出身地は?」

どうですか?尋問みたいですよね?たった30秒くらいの会話でドッと疲れてストレスがたまりました。

連想ゲームができていない上に、一方的に質問ばっかりするのもよくないですね。

連想ゲームを入れれば雑談も楽しくなる

雑談中に、例えば相手が「映画が好きなんですよ」と言ってくれたのに対して、「そうなんですね。今日はもうお昼食べました?」なんて返答をしてしまったら、会話が盛り上がりませんよね。

「映画が好き」と言われたら、「最近何見ました?」「おすすめは?」「私も好きです」「好きな俳優とかいます?」などと話を広げた方が絶対楽しい会話になると思います。

「映画」というワードから、どれだけたくさんのことを連想できるかが勝負です。

例えば、具体的な映画作品について話すのもいいですし、「女優・俳優」や「監督」「サントラ」「ホラー」などの連想ワードについて深掘りするのも有りです。

「映画」の連想ワードが尽きるまでは、映画について話し尽くしましょう。

話題を変えたいときは?
映画の話をひと通り話し終わって話題を変える時も、できれば連想ゲームを使った方がいいです。

例えば、「休日はいつも映画ですか?他にも趣味とかあります?」とか「最近、映画観る時間ありますか?お仕事が忙しいんじゃないですか?」みたいな感じで言えばスムーズに話題を変えられます。
この場合、『映画→趣味/休日/時間がかかる』という連想ゲームをしていると言えます。深掘りする連想ではなく、1段階、浅く広げる連想ですね。広げると、話題を変えやすいです。

「映画→スターウォーズ→アメリカ→海外旅行」のように連想して話題を変えることもできます。「アメリカ」とか「海外旅行」とかは話題を広げる連想です。

もちろん、場合によってはハッキリと「ところでもうご飯食べました?」と話題を変えることもあります。ですが会話の流れが止まって、ちょっと白けてしまう恐れがあるので、回数は控えめにしましょう。

深掘りの連想、広げる連想

上記で書いたように、「映画→俳優、監督」のように話題を深掘りする連想と、「映画→趣味、休日」のように話題を変える/広げる連想があります。この2つ、どちらも必要です。ヒマな時に、紙やスマホに書き出して、会話で使えるようにしましょう。

例:

  • 「野球」の深掘り:甲子園、プロ野球、試合結果、応援団、素振り、ビール、ポジション…

  • 「野球」を広げる:スポーツ、部活動、サッカー、相撲、趣味、テレビ、サブスク…




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