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ラジオでメールが採用されやすくなるテクニック「音読」

「音読」。これはもう投稿の「決め技」と言っていいと思っています。

 リスナーの方から投稿していただいたメールを下読みしていて、すごくいい内容でいい文章なんだけど、「残念ながらこれは『レター』であって『メール』ではないんだよなあ」と感じることがたまにあります。
 これは「書いているときの意識の差」から生じると推察するのですが、レターであれば、ファンのあなたが書いた文章をタレントさんは「黙読」してくれます。しかし、ラジオに送るメールは違いますよね、ラジオのメールは常にパーソナリティさんに「音読」される、これが大原則です。あなたが送ろうとしているメールは採用された場合、必ず声に出して読まれます。

 であるなら、音読される想定のメールを書くとき、まず無言で書いたあと、送信・投稿ボタンを押す前に推敲するとき一度、小さな声でいいので「音読」してみましょう。そうすると夢中で文章を書いているときには気づかなかったいろんな要素に気がつくはずです。
「自分のラジオネーム、ふりがなつけないとどう呼んでいいのかわかんないんじゃないかな」「うわ、読むだけで3分かかっちゃった。長いよねこれ」「話があっちゃこっちゃいっててわかりづらい」「てにをは、おかしい」「誤字脱字、多い」「読みづらいっ」

 大前提として、音読される文章はただ書くだけでなく、投稿する前に一度ご自分で、声に出して読んでみましょう。別にパーソナリティさんの声真似までしなくてもいいんです。口の中でもごもごくらいの声量でぜんぜんかまいません。
 ぼくも台本を書く時そっと音読することがあります。そうなると、ラジオへの投稿って、言うなれば、脚本家さん・構成作家の仕事に近い作業になるんですね。やっぱりメールというのはラジオの台本の一部なんです。あなたはパーソナリティさんに短いドラマや、エピソード、セリフを与える脚本・構成のお仕事をしている、そんなふうに思ってメールを書いてみてはいかがでしょうか。

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