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ラジオでメールが採用されやすくなるテクニック「話題の起点」

 ラジオにそれなりに投稿する方、あるいは番組に投稿を始めてあまり時間が経っていない方、そんな方が、投稿した番組を聴いていて「おっかしーなー!この常連さんと自分、ほぼ同じ内容の投稿をしたのに、どうして自分じゃなくてこの人が採用されるんだ!?やっぱり常連はひいきされているのか!?」といった体験をしたことがあると思います。
 今回はその差を埋める、ちょっとだけ高等なテクニックをお伝えしたいと思います。ぼくはこのテクニックを「スパイス」とか「話題の起点作り」と呼んでいます。

 具体的な例を挙げて説明しましょう。とあるタレントさんが、とあるコンテンツの出演が決まって、ラジオにゲストに来たと仮定してください。

A「〇〇さん、こんばんは!わたしはお兄ちゃんの影響で中学生のころから◇◇という作品も△△というキャラも大好きで、さらに〇〇さんの大ファンです!なので、〇〇さんが△△に決まったときは発狂するくらいうれしかったです。驚いてスマホを落としそうになりました!すっごくイメージに合ってます!〇〇さん自身はどう思いますか?ON AIRが楽しみです。これからも応援してます!」

B「〇〇さんに質問です。SNSの投稿によれば〇〇さんは元もと◇◇という作品のファンだったのにオーディションに何度も落ち、この新シリーズでやっと△△というキャラクターに決まったとのこと、インタビューで〇〇さんは「合格の知らせのあと気がついたらスマホを持つ手が震えていた」とおっしゃっていましたが、改めて◇◇という作品と△△というキャラの魅力についてお話を聞きたいです」

 いかがでしょうか? そうですね、もちろんAさんのメールも素敵です。ファンであることがよく伝わってくる、とてもいいメールです。メールの投稿数が少なかったならきっと採用されるでしょう。
 しかし「話題の起点」があまりありません。こういうメールには出演者さんは「ありがとう」としか答えられない側面があります。その理由としてはAさんの「ファンの気持ち」は伝わるのですが、〇〇さんから「話題を引き出す要素」が見当たらないのです。

 一方Bさんのメールには「〇〇さんは元もと◇◇という作品のファン」「オーディションに何度も落ちた」「やっと△△というキャラに決まって手が震えた」という、パーソナリティがゲストの〇〇さんにお話を訊きたくなるような、リスナーがそのときの気持ちを聞きたくなるような、〇〇さんが答えやすい要素が、短い文章の中に散りばめられているのです。

 こういう「話題の起点になるようなスパイス」をメールの中に添えられるようになると、他の投稿者よりぐんと差がつけられると思います。投稿する前に、WikiやSNS、インタビュー記事をチェックして、スパイスになる要素を収集し、話題の起点をメールに埋めこむこと、とてもめんどくさいですが、この作業を怠らない方が、やっぱり常連になっていくんですね。よかったら留意してメールを書いてみてください。



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