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ご報告

前回の投稿から11か月強空いてしまった。
やはり文章を書くのは苦手なのだろう。それは初めての投稿でも書いていたことであり、自分としてはわかりきっていたことだろう。

しかし、苦手であってもやらなければならない時がある。文章書きから逃れたい私がnoteを始めたのは、昇任試験(管理職考査)で1600字の小論文を書かなければならず、何かしら文章を書く練習をする必要があるのではないかと考えたからだった。

最初の頃は、可能な限り週に1本は投稿するようにしていたのだが、いつしか間が空くようになり、やがて途絶えてしまった。やはり言語化は苦手なのであった。

そして異動の無いまま、昇任試験受験の年度を迎えたのである。

さて、結果から先に書こう。昇任した。

noteから距離を置いてしまった後、何もしなかったわけではない。試験要項発表の際に過去3年分の小論文テーマが参考として示されるのだが、その時期では遅いので、それ以前のテーマを残しておいた>要項は申し込み時期が終わるとイントラネットから消える
本来ならば想定小論文を数本用意しておいて、当日発表されたテーマに沿ったモノを書くのだろうけど、そんな数本用意するなど私にできるわけがない。しかし、小論文のテーマなんかは大体似たり寄ったりで「○○と管理職の役割について」みたいなものであり、ある程度想定して準備することは可能なのだ。
私は「アフターコロナ・ウィズコロナを見据えた市政運営と管理職の役割について」がテーマに来るかなと睨んだが、アフター・ウィズの部分は後回しにして、「総合計画の推進に向けた組織運営における管理職の役割について」に絞って準備した、1本だけ。
小論文の構成としては起承転結が原則だと考え、1本だけ、800字ほどの「承」に該当する部分を作り、「起」「転」「結」は当日のテーマに沿い、その場で肉付けすることにした。いや、できるか判らなかったが、800字の1本しか用意できなかったと言う方が正しいだろう。
その800字のものを手で書く練習をした。そう、試験当日は鉛筆で手書きなのだ。PCに慣れてしまった身には漢字が思い出せなくなったりする。手で書くと時間がどれくらいかかるのかも判らないからタイムを計る。何度何度も書いて、用意した文章をやっと覚えることができた。

そして迎えた試験当日。テーマに「コロナ」の文字は全く無かったが、「○○ために管理職がなすべきこと」と、準備した「承」が大体活かせるものであった。「起」「転」「結」が上手く書けたが自信はないが、与えられた時間内に1,600字をほぼ埋めることができた。

年が明けると面接である。過去に受験した先輩から聞いた話によると、「その日の新聞記事について」「最近読んだ本について」の何れかを聞かれるらしい。事務職は受験者の人数の影響により面接日程が2日間にわたるため、どちらかが聞かれるらしい。新聞記事については、当日の朝刊からソニーのEV進出、地元ドラッグストアとUberの連携の2ネタを用意。最近読んだ本では21世紀の啓蒙、ライフシフト、風が強く吹いているの3ネタを用意した。毎年、箱根駅伝の前に読んで涙している「風が強く吹いている」が異色に見えるが、チームのキャプテンがそのマネジメント力を大いに発揮して事を成し遂げた物語であり、管理職のあり方についても一言申せる本だと思っている。
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新聞も本も聞かれなかった…。4つの質問があったのだが、2つは無難に答えられたと思う。残りの2つのうち1つはつまらない答えをしてしまった。もう1つは危なかった。言葉としては耳にしたことがあったので何とか答えられたのだと思う。
面接の司会をしていた人事課の職員からは「堂々としてたね」と言われたが、面接官の一人であった上司からは「緊張してたな~」と言われたので、どうだったのだろうか。

試験の結果は、3月末に行われる人事異動の内示に合わせて発表される。この3月で課長補佐が定年退職を迎えること、課長補佐は私が昇任してもしなくても就くポジションであり、周辺状況を勘案すれば9割方そこのポジションだろうなと思っていた。案の定、この4月からは定年退職された先輩の後釜としてその席に座り、担当課長(兼)課長補佐として職務に就くことになった。

さて、3週間も前に辞令を頂いたにも関わらずご報告が遅れたのは、遅筆ということもあるが、年度当初かつ初めてのポジション故に職務に追われていた面もあり、係長時代よりも時間外勤務が増え、実は3月の3連休明け以来32連勤と言うことで、4月に入ってから初めて休むことができたのが今日だったと言うのが理由だ。もちろん、課長級になったので時間外手当は出ない。

この先、私が更に上へ行くのか、ここに留まるのかは判らない。「人は無能になるまで出世する」のであれば、既に上がりすぎたのかもしれない。
自分自身の気持ちを考えても、このまま進みたいのか止まりたいのか判らないのが正直なところだ。入職したのが遅い故に同い年のトップランナーからは2年遅れの昇任だし、位置的には、箱根駅伝でシード権争いをしているあたり、と言う表現を僕は使うのだが、我ながら上手いこと言っていると思っている。
もし局長にまで上がるのならば、今の制度のままであれば年齢的にギリギリだけど、まぁ、もう試験を受けなくて済むようになったのは良かったかな。

2000字も超えた記事を書くのは初めてだね( ̄∇ ̄)

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