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【MBTI 判定】仮面ライダーカブト -8キャラ-

天道総司 INTJ

 自分が思い描くシナリオと結果を重視し、それ故に強烈な意志力を持っており (Ni)、神のような振る舞いを実現させるのは圧倒的な力にある (Te)。
 大切な者を守るために7年前から鍛錬を行う計画性とそれを貫く意志力の持ち主。また、常に自分が守る側であるというスタンスは外向思考にありがちな特徴の一つ。
 とはいえ矢車ほど組織活動に積極的にはなれない。あくまでもそこは内向型で、また過度な合理性は内向直観にとってノイズでもあり「自分の」計画や戦略が絶対的な位置を占めている。
 結果、何事も独立独歩で問題を解決する人物、我が道を往く天才というキャラクターが出来上がる。
 仮面ライダーカブトという物語を天道に焦点を当てた場合、例えば、他人を信じない男が数々の困難と対峙することで仲間と共に戦うことの大切さを学んでいく物語と言うことができるかもしれない。
 これをMBTI的に訳すならば、Fiが未発達なINTJが何事も独力で解決しようとするも (Ni-Te)、現実という名の己の限界を知る (Se) ことで仲間に頼ることを覚える (Fi) といった風になるだろう。
 ほか、人の好き嫌いがはっきりしていて率直に振る舞う部分からは Fi-Te のラインが感じられる。
 また、埋もれた天才、ぶらぶらしている大人物という、内向直観型のステレオタイプの人物像にも当てはまる。
 そもそも「天の道を往き、総てを司る」というフレーズがもろに直観型のそれであり、俯瞰視とはまさに「上から目線」ということであろう。

加賀美 新 ESFP

 いつでも目の前の問題に全力で取り組む (Se) 一方、隠された意図を汲んだり、物事が水面下や背後でどう動いているかを洞察するのは苦手 (Ni)。だからこそ常に臨機応変かつエネルギッシュに行動できるのがこのタイプの強みでもある。
 自分のやり方や自由を重んじる (Ti) というよりも、使えるものは使うほうで (Fi-Te)、そのあたりは現実的かつ器用なタイプ。
 出世欲があるのもESTPというよりESFP的な特徴である。ESTPはリアリストであると同時に精神的なものを重視する傾向を持ち (Ti-Fe)、より個としての在り方にこだわるタイプであると思われる。
 ほか、剣の正体を打ち明けられず板挟みになる感じはF型っぽい所だろうか。
 個人的にはむしろ隠し事ができないところがこのタイプらしいなあと感じたが、だからこそ逆に葛藤してしまったという部分があるのかもしれない。

矢車 想 ENTJ

 部下を可愛がり、よく慕われているという部分で一瞬ENFJをイメージさせるものの、自分以外のライダーを認めず天道を潰そうとするなど、周囲からの賞賛・尊敬よりも実効的な力への執着が際立っており、ENTJが妥当な線だと思われる。
 外向思考型は甲斐性があるというか、自分が強者でいられる限り庇護下にある者達をよく可愛がる方である。Teを補助、第三に持つISTJやESFPなども同様の傾向にある。
 そういった面倒見のよい面を持ちつつも、周囲の人間や状況に飲み込まれることはなく、あくまでも目的に向かって一直線に進んでいく様はまさに外向思考型のそれである。
 ほか、料理対決における「完全調和のために素材の個性が死んでいる」という天道の指摘によれば、得意なやり方 (完全調和) と理想に傾倒しすぎたENTJといった具合になるだろうか。
 まあ27歳という年齢からして、優位機能に傾くあまり失敗してしまったキャラクターという考えも分からなくはないが、ストーリー上やや扱いが不遇だったようにも感じる。天道や加賀美を引き立たせるために、権力に取りつかれた組織人みたいな描かれ方をされた感は否めないだろう。
 とはいえ、視聴者人気により予定にはなかった再登板ということもあって、中の人的には不遇どころかむしろ厚遇されているのが面白い所。

風間 大介 INFP

 義務や責任といった物を嫌う (Te劣等) 一方、意外な特技とキャラクターによって (Ne) 関わった人たち (主に女性) に愛される人 (Fi) 。
 自分なりの美学は持ちつつも風来坊的に彷徨う感じはI__P的ではある。その道中において周囲に積極的に関わる方ではない。メイクアップアーティストという職業柄、一見社交的に見えたりするだけで、あまり他人と関わらないのが風間のライフスタイルであり、やはり内向型で間違いないだろう。
 ゴンに対しても、考え方を押し付けたりすることはなく、その意味では優しく柔和ではあるが、同時に保護者としての意識もやや希薄で、この辺りはP型によく見られる特徴の一つ。希薄というか保護者たる者こうあるべきといった考えを嫌うといった方がいいか。
 まあゴンは自分の子供ではなく「相棒」であるのだから別に構える必要はないのだが。年齢からして事実上の保護者であるという考えに至るか否かが詰まる所JかP (特にI__P) かという分かれ目の一つになるかもしれない。
 まとめると、だらしなくてわがままな部分があるけれど、人は良いのでなんやかんや愛される、周囲がつい世話を焼いてしまうというFP型によくみられる人物。

神代 剣 ENTP

 Feの目立つENTPで、良く言えばコミカルで楽しげな人物、悪く言えば調子が良くあまり信用のならない人。
 Fe使いではあるが優位機能はあくまでもTiなので、表面上柔和に振舞っていても根本的な部分はあまり改めないというか、自分は自分という姿勢を貫きたがる。
 この点は岬にも指摘されている (もっとも、そこも含めて好意を抱かれてはいたが)。
 また、何事においても頂点に立ちたがる気質は直観型の、とりわけ外向直観型の生存戦略といったところだろうか。
 露骨にネタキャラ化した筆頭であるため掘り下げづらい部分があるが、見てて面白く、カブトの世界を彩ってくれたキャラクターであることは確か。

影山 瞬 ENFP

 言動に一貫した筋があるというよりも、状況によって良く言えば臨機応変に、悪く言えば行き当たりばったりに振る舞うタイプで、P型、とりわけEP型の線が濃厚。
 矢車の庇護下で活躍したいという意識と、自分こそが上に立ってリードしたいという気持ちの間で揺れ動いている (Fi-Te)。
 天道に取り入るために友達になろうと試みる動きはTeよりもFiが端的に表れている場面。もし影山が外向思考型ならば部下たちを厳しく指導したり可愛がったりするスタンスが基本となり、要するに矢車のようなキャラクターに仕上がるはずだろう。
 また、加賀美のように真正面から体当たりするタイプというよりかは、策を弄する比較的冷静かつトリッキーなタイプであるためENFPという結論に落ち着いた。
 権威主義的な部分からESTJ・ENTJを推す考えもありそうだが、先にも書いたように外向思考型であれば自身が上に立ち周囲を庇護下に置きたがるはずである。要するにお山の大将になってでも強者側としての立ち回りにこだわるか、そうでなければ素直に軍門に下ってのし上がる道を選ぶはずなのだ。
 その点影山は (本意・不本意はともかく) 天道、三島、間宮などに場当たり的に取り入ることでザビー保持者というポジションを確保しており、むしろ柔軟かつ器用な立ち回りをするタイプと言え、やはりENFPが妥当な線じゃなかろうか。
 自業自得な面があるとはいえ散々な目に遭うことが多々あり、そう考えると矢車よりもむしろ影山こそが不遇なキャラかもしれない。
 と思ったが、登場回数の多さ・終盤まで生き残ったこと等を踏まえれば別にそこまで不遇でもないか。

三島 正人 INTJ

 厳格さ、意志の強さが前面に出ており、戦略的で底の知れない感じから●NTJ。トップダウン式で、指示の理由などを部下に説明したがらない一方、自分自身は中間管理職ながら自律的に動きたがり、常に冷静で洞察力にも優れているという点からINTJが妥当な線とした。
 ハイパーゼクターを破壊する仕掛けを設ける、加賀美陸や根岸と対等に渡り合うなど周到かつ大胆な謀略家という印象が強い。

天道 樹花 ESTP

 元気で明るく好奇心旺盛な娘。「いつも」元気で明るいという点に注目した。
 内心、人と一定の距離を置きつつも (Ti) 対外的には明るく振舞う (Fe) というこのタイプの特徴が明快に表れたキャラクター。自律心と協調性のバランス感覚の妙とでも言えばよいか。
 FJ型の場合、他者の感情に影響されることでむしろ常に明るく振る舞うのはかえって難しいのではなかろうか。自分は自分と割り切っていればこそ (Ti) その時々の状況に合わせながらもある程度安定的に振る舞えるということだろう。
 頼りがいはあるが変人という兄を持ったためか、天真爛漫に振る舞いつつも比較的常識人であり、要するに手のかからない妹に育ったのかもしれない。

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