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官庁施設の防音・防振等に関する、建築設備設計基準

(国土交通省官庁営繕部及び地方整備局等営繕部が官庁施設の営繕を実施するための基準として制定した)建築設備設計基準があり、設備機器類の防音、防振についての記述があるので紹介します。
厚生労働省所管の官庁施設には、(公営の)保育園、児童館、児童相談所などがあります。


https://www.mlit.go.jp/gobuild/content/001390961.pdf

第 4 章 防音及び防振
第 1 節 防 音
(1) 設備機器類の運転音が、放射、透過及び伝搬により居室等に影響を与えることのないように、適切な防音措置を検討する。
(2) 騒音の発生が予想される設備機器等は、低騒音形を採用するとともに、適切な遮音装置又は消音装置を検討する。
(3) 屋外の防音は、発生騒音値が距離、遮音壁等により減衰する値を確認し、敷地境界上又は受音点での騒音規制法等の関係法令の許容騒音値以下とするように措置を検討する。
第 2 節 防 振
設備機器等の振動が、伝搬により居室等に影響を与えることのないように、振動の振幅を抑制
する等、適切な防振措置を検討する。

内容的に、騒音被害が発生しやすいと言われる、ガスヒートポンプやエコキュートの設置を想定していると思われます。

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