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出待ちのオンナ part.2 short story

 数ヶ月後、程なく出待ちのオンナが
「結婚する」の速報を耳にする。

そうか、結婚するのか。

友人に
「どんな人なの」
と、尋ねてみた。

すると、友人は口元に苦笑に見える笑みを浮かべ、口ごもりながら視線は少し上を見つめて、

「うーん、なんていうか、日本人ぽくないと言うか」

「なに、それ」
と、私。

「うーん、表現しにくいんだよね」
と、友人は答えた。

「そうなの」

あれ、私が見ていたあの男とは違うのか!?


そしてある朝、会社への直行バス発着所の列に並んでいると出待ちのオンナが少し離れたところに立っていた。

通りの反対側に手を振ってこちらを見ている男がいた。
それに気づいて出待ちのオンナが急ぎ足で横断歩道を渡っていく。

通りの反対側に立つ男をじっと見つめた。

「っん」

(そうか、確かに日本人離れしている)

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