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こうさぎの読書日記マガジン

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こうさぎが書いた、本の紹介記事を集めました。
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#住野よる

幸せは歩いてこない/住野よる「また、同じ夢を見ていた」

「また、同じ夢を見ていた」は、「君の膵臓をたべたい」の著者、住野よるさんの第二作目です。 「君の膵臓をたべたい」は映画化もされ、若い世代を中心に大人気となりました。 今作は、おませな小学生・奈ノ花と、三人の女性たちの不思議な交流を描いた小説です。奈ノ花は、国語の授業で「幸せとはなにか」について発表をすることになり、彼女たちにアドバイスをもらいながら、幸せについて考えていきます。 この本はこんな人におすすめ①あたたかな読後感の小説が好きな人 ②人生に行き詰まっているように感

ありきたりな日常が愛おしくなる/住野よる「麦本三歩の好きなもの 第一集」

折返し地点なんてきっとない。 今日も前に進んでいなくちゃ、今日これから起こる楽しいことを味わえない。 (「麦本三歩は今日が好き」より) 「麦本三歩の好きなもの 第一集」は、住野よるさんの初のシリーズ小説です。 住野よるさんといえば、デビュー作の「君の膵臓をたべたい」がベストセラーになっており、若い世代を中心に大人気な作家さんです。 今作は、図書館司書の麦本三歩のなんでもない日常を描いた、ほっこりあったかな短編集。 三歩はおっちょこちょいで、職場でもいつも先輩に怒られてばか