ゼロ家事ハウス④予想しなかった世界へ

 昨年8月より、ゼロ家事ハウスの香村薫さんとナイトウタカシさんにお世話になり我が家の家事の見直しをしてもらっていました。当初からは予想もしなかった世界が見えてきました。お世話になった過程が、どなたかの生活の見直しにも役立つと思ったのでシェアさせてください。

①まずは現状の把握
 とにかく、今どうなっているのかを客観的に見ることができなければ何をどう変えていったらいいの分からないので、この後とても大切になってきます。これをしたから後から加速したと言っても過言ではありません。

・自宅の広さ、間取り
・予算
・持ち物の内容、量
・家事動線(1日単位、1週間単位、1年単位)
・時間動線(家族の生活スタイル分析)
・目的の明確化(自分の要望、家族の要望)

②香村さんとナイトウさんからの提案
 現状を踏まえて、工夫できるアイデア・適切な間取りを提案してくださいました。
この時、香村さんのコメントを聞いて、家事について自分ができていること、足りていないところを客観的にみることができてよかったです。よく考えたら、家事って誰も評価してくれないので、それがゆえに家事はやってもやってもゴールのないものに思えてしまうのかもと思いました。たくさんの方を見ている香村さんに、「これはできてるよ」と言ってもらえたこともあったので、できてないところも冷静に見ることができましたし、これ以上は頑張らなくてもよいところも分かり力が抜けました。
また、ナイトウさんは、この目的のためにこの間取りであることをきちんと説明してくださり、その目的に対しての色んなバリエーションを提示してくださいました。どの間取りも自分では想像できなかったものばかりでしたし、その都度、自分の思考を整理することができました(この機能は必要かどうか、という問いを投げかけてくださることで、自分の目的を明確化できるのです)。当たり前ですが、ゼロ家事ハウスのコンセプトを理解されてるナイトウさんだからこそ作れる間取り・アイデアです。

③お二人の提案を聞いて、自分が気づいたことや新たに出た要望を伝える
 ①と②のやりとりを繰り返してしいく中で、『自分がどうしたいか』ということを何度も考えました。自分の要望を言葉にしていたつもりでも、お二人のフィードバックを受けると都度、やっぱりこれはしたい、と新たに出てくる気持ちがあり、それが形(図面)になることで、自分を大切にできてるな、と感じるようになりました。家族の要望ももちろん大切ですが、どうしても自分の気持ちを後回しにしていたことに気づきました。
また、このやり取りの中で、香村さんが何度も「ご家族はどう思っていますか」と聞いてくださり、その度に、ああ自分はまた一人で抱えようとしていたな、と自分の思考のくせについても気づきがありました。
そうやって繰り返しやりとりをしてもらう中で、将来の方向性が明確になり、今どうしたいかがより明確になってきました。

④新しい生活の方向性が決まる
 以下はこの度、お二人にかかわって頂いたことで、かなえられそうな項目です。昨年8月からこんなところまで来れるとは夢にも思っていませんでした。なんだかとても遠くに来たような気がします。
自分で言うのもなんですが、時短という言葉が大好きでもう何年も取り組んできたつもりだったのです。それでも自分では到底来れなかっただろうところまでこれました。いろんなものを手放すことで自分の時間が作れそうで、今からとてもワクワクしています。
同じ方向性の視点ですが、『家事の時短』と、『ゼロ家事ハウス』は木と森くらいスケールが違いました!

・家族間の適切な距離感を保てるようになり(我が家は物理的な距離感だけでなく、音・光の問題もありました)、ストレスを手放せる。
・家事をリセットし、分担できるシステムに作り直し、掃除・洗濯の負担を手放せる。
・防災用品の管理を手放せる。
・家の設備管理メンテナンスを手放せる。
・月3回の送迎(仕事の休みを取っていた)を手放せる。
・ピアノ室ができ、いつでもピアノをひけるようになる(リビングダイニングの面積は今より少し狭くなります)。
・自分がしたいときにヨガをしたり、在宅ワークできる空間ができる。
・ゆっくり読書できる、文章を書くことができるようになる。

⑤更なる発展
 とても大きなものを断捨離をする・・かも!
自分でもびっくりするものを手放そうとしていますが、長くなるので次に続きます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?