ゼロ家事ハウス⑧防災用品の管理という家事を手放せた話

 久しぶりすぎるのですがちょっと寄り道して、この度の取り組みで防災用品の管理を手放せた話を書きたいと思います。防災用品はすぐにいるものでもないけれど必要な時にはすぐに取り出せないといけないし、長期に渡って頭の片隅に置いておかなければいけないタスクになるので、家事の中でのウエイトは小さいけれど面倒なものでした。

 どうして防災用品の管理を手放せたかというと、我が家の家族構成に合わせて1週間分備蓄するとどれくらいのスペースが必要か、というところをゼロ家事ハウスナイトウタカシさんが提示してくれたからです。家を作る時にそこまで考えている方(考えてくれる建築士さん)はどれくらいおられるでしょうか。また、使用頻度を考慮して収納のデッドスペースの活用も提案してくれました。ローリングストックで無駄に買って収納を圧迫することもなくなりましたし、しょっちゅう缶詰の賞味期限を確認して無理矢理使わなくてもよくなったし、備蓄の水が収納を占領しているのを見て苦々しい思いをすることもなくなったのです。

 防災用品と言ってもそれぞれ家族のメンバー構成や嗜好など、それを管理する人のキャパシティーなど色々考慮しなくてはいけないことがあると思いますので、我が家の方向性を書いていきたいと思います。最後に1週間分大人6人分の備蓄食品の実物の写真と総額いくらかだったのかを載せて思いますので、そちらは興味のある方はご覧になってください。

①ローリングストックはしない
 普段の収納が圧迫されること、何がどれくらい減ったのかを日々管理するのが大変、賞味期限の管理が面倒のため思い切ってやめることにしました。

②1週間のメニューを想定して内容を決める
 例えば、カレーを三日連続食べることができるかどうかと考えたときに、連続は無理だが二日くらいなら食べられる人が何人、毎日食べられる人が何人という風に家族の嗜好も考慮して数を決めました。必然的に食べたことがあるものだけになり、食べる時にハズレが出るストレスが減らせます。また、何がどれだけあって、どのように食べる想定なのかをいざという時に迷わなくていいように、買い替え時に参考になるように、買ったときに想定しためやす・購入数(単価)・購入先・費用・各々の賞味期限を書いた表を保管しています。5年前に買った物の記憶など余裕でなくなる自信があるので、そこは頑張りました。

③すべて水でも食べられるものにする
 貴重な熱源をコントロールできるよう、温めた方がおいしいが、最悪、温めなくても食べられるものにする。今まで備蓄していたレンジで温めて食べることができるレトルトのご飯はやめました。

④水のペットボトルは2ℓと500㎖のペットボトルを組み合わせる
 普段、ペットボトルの水は使用しないが浄水器からの水は水筒に入れて持っていくので、消費するときにペットボトルに置き換えることで無理なく消費できると考えました。また、収納スペースに合わせてきれいに収まるように箱数を調整しました。箱の大きさはメーカーによって微妙に違うので、購入しようと思うメーカーに直接大きさを確認してから購入しました。

⑤基本は5年以上もつもの
 ローリングストックをしない理由と重なるところがありますが、5年間、意識から消せるように基本は5年以上もつものから選びました。5年持つものがないもの、もしくは5年もつが家族の口に合うものがないものは2年半で入れ替えるものにしました。
・水・アルファ米・スープは5年
・缶詰・カロリーメイトは賞味期限が約3年なので2年半で入れ替える(必ず家族が食べるもので、消費することにストレスがないもの)。
・野菜は長期保存がきくものがほとんどなく、家族が好きな野菜ジュースを半年ごとに定期便を設定して新しいジュースが届いたら、古いものを下すことにし、これだけはキッチンの使いにくい場所に保管しました。

 具体的に購入したものの項目を書いていきます(大人6人想定)かかった金額は最後に書いています。

①主食 (めやす)6人×3回/日×7日=126食
 アルファ米(白米)70食
 アルファ米(五目ご飯)50食
 カロリーメイト20食

②副菜 (めやす)五目ご飯以外の食事に合わせるおかず・嗜好品70食以上
 レトルトカレー18食(中辛9,辛口9)
 レトルトスープ16食(4種類×4)
 やきとり缶詰12缶(たれ6、塩6)
 さば缶6缶(みそ3,水煮3)
 シーチキン12缶
 コーン缶3缶
 味噌汁15食
 フリーズドライスープ18食
 フルーツ4缶
 野菜ジュース200㎖×20本=4ℓ

③水 (めやす)3ℓ/人・日×6人×7日=126ℓ
 2ℓペットボトル 6本×6箱=72ℓ
 500㎖ペットボトル 24本×4箱=48ℓ

 次にどれくらいのスペースが必要だったか、どれくらいの費用がかかったかを書いていこうと思います。大人6名想定の備蓄品(食品)で、ペットボトルの箱の収まり(積み方)は購入前に考えましたが、あとはテトリスです。動かさなくても賞味期限が見えること、2年半で入れ替えるものは一番手前に置き、取っ手付きのかごにいれました。費用は少ない人数になれば多少割高になるかと思いますが、単純に割っても参考になると思います。またスペースもテトリスが上手な方であれば単純に割ってもらったら何となくは参考になると思います。

①スペース
 一般的なクローゼットのデッドスペースを活用しました。寸法はざっくり大き目にキリの良い数字で測りました。水だけで120kgあるので、高さをどれくらいまで積んでよいかということに関しては専門家の意見を聞いてください。やはり水のスペース・重量は大きいので、何人か分を備蓄するのであれば、家を作る際には想定しておいた方がよさそうだなと思いました。また、全体量としては思ったより少ないかなという印象です(テトリスの腕次第)。クローゼットの反対側には防災用品(食品以外)も保管しているので、トータルはもっと必要になると思います。以下、写真が入り恥ずかしいので有料設定していますが、興味のある方は直接連絡いただければお伝えします!

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