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2023年スワローズポジション別寸評 ~遊撃手編~

宮本慎也以来、スワローズのショートを固定することはできなかった。
単年では川端慎吾、大引啓二、西浦直亨らが埋めたものの、連続で出続けるのは難しかった。
そこに突然現れたのが、昨年レギュラーを獲得した長岡秀樹だ。
2022年139試合に出場して、ゴールデングラブ賞を獲得した。
守備率.980だけでなく、刺殺227、補殺419はとびぬけた数字であり、併殺参加も105とスワローズの守りの要としての役割を果たした。
今季はゴールデングラブを逃したものの、守備率.986、刺殺207、補殺368、併殺参加81はいずれもリーグトップ。
同世代で比較されやすいバファローズの紅林弘太郎に守備率は.989と劣るものの、刺殺200、補殺320、併殺参加62はいずれも上回っている。
打撃成績が落ちたことで、批判の的になった長岡だが、守備の貢献度に関してはチームトップクラスであることは言うまでもない。
投手出身の髙津監督からすれば、ショートから長岡を外すというのは考えにくい…そこまでの守備力をもった選手だといえる。

スワローズ観察日記R別館・紘野涼プロフィール紹介

<守備だけであれば抜きんでた存在>

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