街の灯

他人を簡単に信用する人は、
失敗すると、助言を送った他人のせいにする。

友人であれ、
親であれ、
どれだけ親身になってくれている人の言葉でも、
それがすべてであると思ってはいけない。

聞いた言葉も、
読んだ言葉も、
すべて他人事だ。

どんな人でも自分に代わって生きてくれるわけではない。

他人の言葉に耳を貸すなと言っているのではない。

生きている中で、
大切に思える言葉と出会うことは、
誰にでもあることだろう。

それは、
暗い道を歩いているときに、
自分の足元を照らしてくれる、
街灯のようなものだと思う。

けれど、
その他人の言葉ばかり頼りにしていると、
灯りのないところでしか見えない星を見逃してしまう。

灯りのある道を歩くのは安全だが、
自分にしか見えない星空を見ないのは、
もったいなくないか。

身近にいる大事な人のくれた言葉は、
信用するものではなく、
大切にするものだと思っている。

導きの言葉はすべてを教えてはくれない。
街の灯のように、
ほんの少し自分の歩いている道を照らしてくれるだけ。
答えは自分の歩いた道の先にしかない。

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