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謹告(宣伝)。

この5月から6月、2冊の本(ムック、書籍)に関わりました。
書籍の方は、初めての小説です。などと書くと、日頃小説に関わられている方が些か眉を潜めるかもしれませんが、ご案内をひとつ。お付き合いください。

「ラジオ番組表2020春号」(三才ブックス)

まずはムックから。
毎年夏頃に発行される「ラジオマニア」を中心にお世話になっている三才ブックス「ラジオ番組表2020春号」の巻頭記事で『新型コロナウイルスとラジオ業界』について書きました。

本来、このムック本では別のページでの執筆オファーを頂いていたのですが、諸事情(物理的なスケジュール)で、生意気ながらお断りをしたのですが、コロナ禍の影響がラジオ業界のさまざまなところに及びました

出演者が向き合って喋るラジオスタジオで、飛沫感染防止のために置かれたアクリルボードは、その代表的なものですが、それ以外でも様々な対策が行われています。もちろん、私の仕事現場も、そうした対応がなされています。他、様々な現場の動きを書きました。

本来なら各ラジオ局の注目新番組の情報が書かれるページで「こりゃ書いとかないとな」と思い、無理を言って書かせてもらいました。800字強の記事ですが、よろしければ、お手にとっていただければ幸いです。表紙を飾って下さったのは、私が3年前に「ラジオマニア2017」(絶版)の巻頭インタビューでお話を伺った、BSS山陰放送(鳥取・島根)アナウンサー・森谷佳奈さんです。

「雨は五分後にやんで 異人と同人Ⅱ」(ネコノス)

そして「小説」です。

作家・広告プランナーの浅生鴨さんが手がける同人誌「雨は五分後にやんで 異人と同人Ⅱ」(ネコノス)の中で、小説『黒船襲来!』を書きました(6月5日発売)。

難しいですね。自分が書いた「小説」を宣伝するのは。えー、何書きましょ。

ただ、自分の中で蓄積したもの、見てきたものは「書ける」んですね。放送の世界に身を置いて20年以上。だからこそ書けたようなお話です。つまり話の舞台は、テレビです

でも、テレビの仕事に携わる方々は「お前ねぇ…」と言うと思います。「お前ねぇ…」ならいざ知らず「コラ!」と言われるかもしれません。皮肉と不謹慎と悪ふざけで形成された人生を存分に発揮した結果が、これです。

同人誌なので、19人の書き手が参加しています。小説、エッセイ、漫画、イラスト、インタビュー。パズルもあります。不思議な本です。その中には「読みたいことを、書けばいい。」を書かれた田中泰延さんや、作家・作詞家の高橋久美子さんらも参加されています。表紙は23歳のイラストレーター・大平虹綺(おおひらにき)さんです。

謹告ですが、悩んでます。

これまで「小説書かない?」と仰ってくださった方は、お1人いらっしゃいました。窓から大きな公園を見渡す、眺めの良いオフィスに呼ばれ、そう言われたのが4年近く前。まさかそんなことと思ってもいなかったことなので「え?俺すか?いや、ぼ、僕には…」と、完全に挙動不審になりました、あの時は。

今回、場違いなところに侵入した感の自覚はあります。でも「最初の小説」は1回限り。大勢の方が参加される場所でこっそり、ページ数も短めで、おじゃましております。節操なくあちこちに上陸しております。なお、各作品の冒頭部分はこちらでお読みいただけます。

もしお財布とお時間に余裕がありましたら、お付き合いいただければ幸いです。

しかし「小説の宣伝」って、どう書いたらいいんだ(まだ考えてます)


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