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狐につままれたような……

私が実家を出て今の家に引っ越してから、先祖代々のお墓がより近くなったので、お参りをすることがある。

悩みがある場合もあるし、特にない場合も御礼を申し上げるためにお参りする。


先日、「悩みを抱えて頑張ってきたけれど、もはや私の力ではどうしようもない」という状態になり、まさにお参りをしようとしたタイミングで、悩み解決のきっかけをいただいた。私の未熟さゆえにそのきっかけを活かしきれなかったが、ともかくきっかけをいただいたのは事実。

今朝、どうしても「もう一度お墓に行きたい」という気持ちになり、先日の御礼もかねて霊園へでかけた。


霊園の入口から、当家のお墓までは15メートル。5メートル先に水場があり、さらに20メートル先に共同のゴミ捨て場がある。

今日、霊園入口から当家のお墓まで歩く途中に、急に日が陰ったなと空を見上げたり何かして、ふと気づくと何か違う場所にいた。

あれ? ここどこだ?

本当に混乱したのだけど、気づいたらゴミ捨て場の近くに立っていた。つまり、私は当家のお墓も、水場も無意識のうちに通り越してしまっていたのだ。


私がぼんやり考え事をしていたから、通り越してしまったのかもしれない。

でも、急に日の陰った風景をはっきり覚えていて、次の瞬間に「え? なんで? ここどこ?」となった瞬間の訳の分からなさが心に焼き付いている。

狐につままれたような感じとは、このようなことだろう。


せっかくいただいたチャンスを活かしきれなかった私への戒めだろうか?

何だったのだろう?

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