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社会課題解決、日本文化の発展・継承に取り組む人のコーチになります。

私の生命時間を使ってコーチングをし、守りたいクライアントが取り組む領域を決めました。

コーチをする領域

①社会課題解決

【主な対象】

  • 社会から機会の不平等や貧困、虐待や暴力、人権侵害、差別や抑圧などをなくし、人々が本来持って生まれてきた可能性や情熱を開花させ、希望をもって生きられる社会をつくり、次世代に繋いでいこうとしている方

  • 社会起業家・社員、NPO代表・職員、行政職員など、職業や立場は問いません。今は何かしていなくても、その想いがあれば対象です

【理由】
自分が死ぬとき、例えば虐待や戦争のニュースを聞いて「こんな社会は嫌だけど、社会を変えるために私は何もしなかった」と後悔して死にたくない、といつしか思うようになりました。

そうした思いを胸に、7年前からプロボノという形で社会課題解決(子どもの貧困、機会の不平等)に取り組んでいます。
※詳しい経緯は後述をご覧ください

簡単に課題解決できる領域ではなく、長い目で取り組む必要がありますし、事業化し、体制を作り、継続していくことは本当に大変です。
それゆえ、取り組む人たちは身も心も削り、時にはバーンアウトしてしまうこともあります。

だからこそ、この領域に関わる人たちをコーチングの力で伴走して、自分のWant to(人生を通底してやりたいこと、止められてもやってしまうこと)や能力がどこにあるかを認識し、実現したい未来世界のビジョンを明確にして、そのビジョンに紐づくゴールの設定と達成のサポートをし、社会を変えるお手伝いをしたいと思っています。

②日本文化の発展・継承

  • 和の文化を普及・継承し、精神的な豊かさを次世代に繋いでいる方

【理由】
和の文化が大好きです。

たとえば着物は模様は季節によって変わったり、込められている意味があり、そういうことを意識して選ぶ時間は、心にゆとりや豊かさがもたらされると感じます。
そして単純に美しい。

私自身、もっと学んで生活に取り入れたいと思っていますし、次の世代にも残していきたいです。

しかし、どんどん忘れ去られ、日常から消えていっています。
それに伴い、上記の着物などは典型例ですが、和の文化に関する産業は縮小し、廃業せざるを得ない方も多い状況です。

ですが、なぜ自分がいまこういう価値観や行動様式なのかを考えるとき、少なからず日本文化の文脈に影響を受けています。
それを意識できると、より自分が何者であるのかアイデンティティを認識できたり、誇りを持てるように思います。

そして、前の世代から繋いできた思いを感じて自分や社会を大切にしたいと感じられると思うのです。

また、その国や地域固有の文化を継承することは、世界の歴史や現在の出来事を見ていても非常に大事なことだと感じています。
継承を壊された地域は弱体化し、何者であったかを忘れ、弱体化させた側に飲み込まれていくからです。

だからこそ、文化を発展・継承させることは、平和にもつながる道だと強く思っています。

こうした領域に取り組みたい理由と私の来歴

大事にしている言葉「私を平和の道具としてお使いください」との出会い

私の中でずっと鳴り響く言葉が「私を平和の道具としてお使いください」です。

アッシジの聖フランシスコの祈りの一節で、小学校のときにこういう考え方があるのか!と感銘を受けてから、いつも胸にありました。憧れの生き方でもあったのだと思います。

※キリスト教の信者ではありません。ただ、小学校低学年の時に真面目に入信したいと母に相談し、全力で止められました(笑)
今は、自分の心しだいなので、信者か否かはあまり関係ないと思っています

なお、平和は、戦争がない状態というわけではなく、「貧困・飢餓・抑圧・差別といった社会の構造がもたらす不具合(構造的暴力)がない状態」を指します。

学生時代:漠然とした問題意識を持て余す

ミッション系の学校に通っていたので、上記のような状態に置かれている人たちのために行動できる人になりなさいとずっと教育されており、学生時代は世界で様々な理由で苦しむ人に対して何かしたいと考えていました。

ただ、原体験のようにピンポイントにやりたいと確信を持てることを見つけられず、漠然とした問題意識に留まっていました。

トイレもないインドの農村に滞在してフィールドワークをしたり、現地で活動する日本人に話を聞いたりしましたが、
距離的にも遠く異文化の私にできることはあるのか、
価値観の押し付けになるのではないか、
それより足元の日本でできることがあるのではないか、
…などぐるぐる悩み、結局どこに取り組むかを絞れないまま社会人になる時期を迎えてしまいました。

学問の道に進むかも考えましたが、現状の資本主義社会を動かすアクターは企業だし、今の自分には何のスキルもなくそれを凌駕するほどの強い想い(を向けられる対象)がない。

ならば、企業で働いてスキルを磨き、然るべき時に社会に働きかけたほうが社会へのインパクトが大きいと考え、数年はひたすら仕事をしました。

社会人①:できることを模索

ファーストキャリアの選択(ITコンサルタント)は完全にバグっており(苦笑)、好きでも向いてもない仕事を最初に選んでしまったので立ち上がりにものすごく苦労し、まず自分を何とかすることで手いっぱいでした。

(この経験は「しくじり先生」として後述するキャリアプログラムの1コンテンツとして子ども達に話しています。谷底に落ちてもキノコを拾って這い上がる精神ですw 何一つ無駄な経験はないと感じます)

当時は日常に流され何もできない自分に無力感を感じたり、結局何もしないで終わるのだろうかと心の片隅に常に焦燥感があり、今振り返ってもすごく苦しい時期でした。

組織人事コンサルに転職してなんとか軌道修正し、少しはまともに仕事ができるようになったころ、世間では「子どもの貧困」がバズワードになっていました。

インドに行った頃、インド程ではないにせよ、いつか日本も国内の格差が拡大すると予想していましたが、思ったより早かったと衝撃を受けるとともに、この問題にこそ取り組むべきなのでは?と直感し、様々なNPOの活動の説明会を見に行ったり、実際に活動に飛び込むようになります。

その一つが児童養護施設での家庭教師のボランティアでした。
私は高校3年生に春から数カ月ほどサポートしたのですが、その高校生が職員さんと建設的な話し合いができないまま職員さんが反対するところに就職を決めてしまい、高校生と職員さんに大きなわだかまりができてしまいました。

高校生が私のことを慕ってくれたこともあり、社会人である自分がもっと早くから関われていたら、本人の思いを尊重しつつ、一緒に自己分析をしてやりたいことを掘り下げたり、他の選択肢を提案するなどのサポートをし、両者がより納得できる結論に辿り着けたのではないかと非常に歯がゆく思いました。
しかし、時すでに遅し。何もできることはありませんでした。

社会人②:Living in Peaceでの活動

家庭教師のボランティアという方法は、社会人より学生のほうが効率的だし1対1でレバレッジがきかないと限界を感じ、社会人であることを活かせる活動はないかと思っていた矢先、たまたま書店で「働きながら、社会を変える。」という本に遭遇します。

問題意識にぴったり合致したこと、ミッションや活動方針に深く共感し、キャリアセッション事業があることから著者が創業したNPO法人Living in Peaceに入会を決め、はや7年が経ちました。
https://www.living-in-peace.org/

私の性にすごく合っていたらしく、朝起きたらベッドでSlackを確認し、お昼休みに返信、夜も1-2時間活動するなんてこともざらにありました。
土日も時間の許す限りずっと活動していたので、妹には「ワーカホリックすぎない?」とドン引きされていました(笑)

様々な活動をしてきましたが、最初から今に至るまで特に深く関わっているのは、上記にも書いた児童養護施設の中高生向けキャリア教育の企画運営をする事業です。

当初はキャリア教育というより子ども達との交流を通した関係構築という色合いが強かったため、非認知能力を伸ばし様々な業界の選択肢を示す形にプログラムを再構築するところを主導し、仲間たちと共に毎月の運営のなかでブラッシュアップすることを繰り返してきました。

着実にサポートの輪を広げ、今年の春から提供先の施設が3つに増えました。
中1から参加した子が進学し、いまは親戚のおばちゃんのような関係を続けています(たまに会うと美味しいものを食べさせたがりますw)。

これから:やりたいこと100%で生きる

本当にやりたいことはパラレルキャリアで実現してきました。

本業もやりがいを感じる内容を選んでいましたが、本当にやりたい対象からは基本的にずれるので、Living in Peaceの活動で活きるスキルを学ぶ場でありファイナンスという要素は常に付きまとっていました。
しかし当然、本業が優先なので生命時間のすべてをやりたいことに割くことができません。

もういい加減、そうやって自分に嘘つくのやめよう。
やりたいこと100%で生きよう。

昨年の今頃にそう決断して、素直にやりたいことを考えたときに、自分も他者も自分らしく生き、挑戦するサポートがしたいと強く思い、コーチングを学び始めました。

スクールで学ぶ中で、「私を平和の道具としてお使いください」を憧れの生き方として遠ざけるのではなく、当たり前に私の生き方にしようと決断しました。

また、いまは日本が活動範囲ですが、国外にも広げていきます。

スクールに通ったことが縁となり、本業もやりたいこと100%のところに転職が決まりました。
なんとコーチングスクールを運営している会社の社長室で働くことに!
ずっとコンサルだったので、これまでの仕事と専門領域も仕事の仕方も大きく変わってまさに現状の外です。

もちろん、コーチの仕事も、Living in Peaceも続けます。

「私を平和の道具としてお使いください」
この言葉を体現するために、私自身が社会に働きかけてこれからも挑戦していくし、同じ思いを持つ人たちをコーチングでサポートすることで、共に平和な世の中を作っていきたいです。

長文を読んでくださり、ありがとうございます!
ご興味を持っていただいた方はぜひセッションにお申し込みください。
お待ちしております!

お申し込みフォーム
https://forms.gle/cACUgkvLF27REkV29

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