[読書]いちばんやさしいアジャイル開発の教本

 以下の本を読んだ。2009年くらいからアジャイルについては触れてきたけれど、改めて体系的に頭の中が整理できた。特に気になったところを中心に、過去に自分が知っていた知識との紐付けを備忘として記載してみる。

Chapter 2:なぜアジャイル開発なのか:

 「顧客が本当に欲しかったもの」を産み出すためには「ソフトウェア開発の不確実性」と向き合う必要がある。ウォーターフォールの課題感を踏まえてわかりやすく解説されていた。

 価値駆動・データ駆動に関する事項がSWEBOK2021の中に入ってくるかもしれないし、非常に興味深い領域。

Chapter 3:アジャイル開発がもたらす変化

 「質とスピード」の内容は最近気になっている点。質を高めるとスピードは上がり、スピードが上がると質が上がる。システム開発の共通認識になっていってくれると嬉しい。

Chapter 4:アジャイル開発の中核にあるコンセプト

 Chapter 4-6にかけて、「イテレーティブ」にカイゼンを繰り返す「チーム」などについて、具体的に書かれていた。
 ウォーターフォール脳の人はまだまだ多い中、こういった価値観をしっかりと共通認識にしていきたい。

Chapter 7:アジャイル開発の理解を深める

 アジャイルでやって短納期・安価で!と誤解されがちな点など、よく遭遇する疑問に答える形で書かれていた。

最後に

 今回、頭の中を整理した状態で、以下の本を読んでみたい。(3/3に発売予定)




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