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夢はサラリーマン〜挫折だらけの物語〜

言葉で未来を創ろう!』〜毎日を楽しく乗りこなす5つの技術〜

この書籍では、「あおりセールス」での精神崩壊から行き着いた『共感(エンパシー)』というキーワードまでの道のりを ── エンパシーライティング「エピソード0(ゼロ)」として、赤裸々にお話しています。

元原稿は、この3倍くらいありましたが、全て掲載してしまうと謎の自叙伝になってしまうので(笑)、大幅にカットしています。

この記事では、元原稿を公開しています。
※エンパシーライティング「エピソード0(ゼロ)」については語っていませんので、その内容については上記の書籍をお読みください。

ただ……自分の過去をさらけ出している丸裸の物語ですし、ラフな書き方なので、多くの人に読んでもらいたいわけではありません(恥)。そんな理由で、ごめんなさいですが、有料記事にさせてください。



夢はサラリーマン

「大きくなったら、サラリーマンになる!」

これが、幼稚園のころの私の夢でした。

私の父親は、毎日規則正しく生活し、サラリー(給与)で生きていくことが人生。そんな真面目な人だったので、幼い私がそんな夢を描くのは、当然だったのかもしれません。

決して裕福な家庭ではありませんでしたが、とても幸せだったことをよく覚えています。

幸せなのが、当たり前だと思っていました。それだけに、何も疑わずに、サラリーマンに憧れていたんですね。
※サラリーマンを否定しているわけでは一切ありません

父親も母親も、建築設計の仕事をしており、小さな頃から、その姿をずっと見ていた私は、建築の仕事に就くことを疑わず、大学の建築学科を卒業後、大手ハウスメーカーの設計課に就職。

父親も母親も、息子が同じ業界で働くことが、自分たちの生きた証明になる、そんな感覚だったのかもしれません。

直接そういったことを口に出して言うタイプの両親ではありませんでしたが、「跡継ぎができた!」と、とても喜んでいるのを肌で感じました。はじめて親孝行ができた気がして、私も誇らしく思っていました。

ハウスメーカーでの現実

3ヶ月間の研修が終わり、設計業務がはじまりました。とても華やかなイメージと、ワクワクする期待に胸を膨らませ、飛び込んでいった設計の世界。

そこに広がっていた世界は・・・・・・!

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