20240101

今年の記録を書いたほうがいいと言われたので。
能登地震に関わる話(一応被災者)のとりとめもない日記です。

とりあえず、思い出しつつこれまでのぶんを。

2024.01.01

11時から出社。元旦から出社。
現在の職場(というか所属部署)は年中無休で動いているところ。年末はコミケに行く関係でお休みをもらっていたので、その代わりに元旦から働いているという、ただそれだけ。

シフトの都合で出勤時に所属チームのフロアは私一人(別所属部署の方々(こちらも24時間365日営業チーム)の人はいる)。本日の自分の仕事は昼から某アイドルさんのライブ配信、夕方から某アイドルさんの配信。弊チームとしては全部で某アイドルさんのライブ4本担当。
※どこのアイドルかは察してください。
ライブ配信前に疎通やシステムの確認を行ってると、先輩1さん出社。
実際にライブ配信が始まったタイミングで先輩2さん出社。
(一応、先輩は勤務シフト通りの出社です)

自分担当1本目の配信が終わって、休憩を取って、戻ってきて2本目の準備をしている最中に。
ちょっと大きめの揺れ。うわ、やばいかもと思ってるうちに揺れは止まる。
ちょっと不安だから地震情報付けとこうかーと(この日は使ってなかった)検証用TVでニュースサイトを表示。

してる最中に、検証用スマホが一斉に緊急警報を発砲。
ひえ、と思った次の瞬間に、でかい揺れ。
あわてて机の下に隠れる私と先輩2さん。先輩2さんはノートPCを持った状態で避難してて、さすが社畜である。
揺れ方がぐるぐる回転してるような揺れ方だなあと思う程度には冷静に状況判断している私。机の上に乗っかってる大量のディスプレイやTV、PS4やPS5(全部仕事の検証用です)は大丈夫かなあという余裕のある私。
反面、結構ガタガタ震えてる先輩2。わかる。わかるが、落ち着きましょうと声をかける私。そしたら、1さん大丈夫かなあと言われて、そう言えば1さんは休憩中なのでこの業務の部屋にいないことを思い出す。
大人なので大丈夫だと思ってるが、ちょっと心配になった。
揺れてる時間は体感で2分くらい。実際はもっと短かったはずだが、あまり体験したことのない揺れ方だったのもあって、脳が揺れる感じがする。

とりあえず揺れが収まったので、机の下から這い出す。ディスプレイもデスクトップPCもTVもその他機材も、多少のずれはあったものの落下していない。なんでやねん。耐震用の固定具とか揺れ防止接着シートとか、一切貼り付けてないんだぞ、我が部署のディスプレイやパソコン。20台くらいあったら1台くらい倒れててもおかしくなくね?
(それどころか、他部署や無人の他フロアのディスプレイやパソコンも倒れた気配が1つもなかった。ディスプレイだけなら200台は余裕にあるはずなのにどういう力が働いたの弊社)
で、津波が来ますと。津波警報が出ましたと。
弊社の立地的に津波が来るとは思えないのだが、川の近くなのでそこから辿ってくる可能性はあるかもねという話になり、一旦建物の外へ避難。

避難したはいいが、この日は元旦で、大半の社員は出社していない。自分の部署と、隣の部署、あと休日当番的に出社している人だけ。Slackで自宅にいる上司陣たちから連絡が来る…前に「安否確認フォームから連絡をください」という通知が入ってくる。とりあえず、避難が先だ。
避難が先だけど、こういうときにどこに避難すべきか指揮してくれる人が誰もいないと言う割と困ったことに。
とりあえず高くて安全なところに避難してくださいと言われ、別の部署の方は車で何処かに移動していった。避難に車って大丈夫なのか?
私は徒歩5分の橋上駅舎にとりあえず行って考えましょうと提案して、3人(私、先輩1さん、先輩2さん)で徒歩で移動。

そこには近所の人と思しき人達も何人か避難してた。まあそうだよね、津波警報だもん。高いところって他にはマンションくらいしかないのよ。
なんだけど、駅舎だからというのはあるんだけど、そのまま電車に乗って逃げようとして「なんで電車動いてないんだ」と憤慨して帰ってく人も。
……いや、あの、線路の点検もあるからすぐには動かないと思うんだ……。
※なお、この駅は現在終日無人駅なので、駅員は一切いません。
避難移動する直前に、先輩2さんがライブ配信元に「地震発生で避難をしています旨ご了承ください」と連絡してくれたのだが、そのままノートPCを持ってきて避難している社畜の鏡。私物スマホテザリングして業務を続けようかとか言い出した。私はパソコン持ってきてないよ…。

揺れるたびに姿勢を低くして転ばないようにしてる3人に対し、一緒に避難してると思しき高齢者が歩くのをやめないので、個人的にはヒヤヒヤしたのはここだけの秘密。大きな揺れじゃなかったのが不幸中の幸いだが。

3時間位様子見をし、外も暗くなり、隣の部署の人が会社に戻ってると聞いたので、わたしたちも一旦会社に戻ることに。
戻ったら、自分が担当してる予定だったライブ配信がまだ終わってなかったので(会場的に地震は関係ないので)、そのまま監視に戻る私。その間、先輩たちは自宅や東京からの上司たちと何やらSlackで会議をしてる模様。
その会議の中で20時に(隣の部署は)サービス停止で退社みたいな話になったっぽい。自分の本日の定時は20時。そういうもんである。
ところで、隣の部署はサービス停止になったものの、自分の部署はライブの見逃し公開が24時からあって、それは止めない前提らしい。どうやら、上の人達は24時の公開までに弊部署がどんな作業をやっているのかちゃんと認識していないらしい。そういうときに限って、自分が担当しているライブ先の納品方法が特殊タイプなので社内でないと操作できないことが多すぎるのだが、どうもそのことは知らないらしい。

結局は自分より出社が遅かった(ので本来の定時が遅い時間になっている)先輩たちが、このあとやるから大丈夫だよと言ってくれて、自分は20時に帰ることに。

帰宅して、自分のスマホで社用Slackみたら、上層部でオンライン会議が行われていて、しかも帰れと言われたはずの先輩たちも巻き込み参加させられてて、先輩たちの気力と体力が心配になるなにか。この会議の結果、先輩たちの退社時間は21時を問答無用で過ぎていたのであった。
(一番のアレは、弊部署のチームリーダーはその会議に同席しておらず、あとでその事実を知ったという程度に部署の上層部連絡網が壊滅していたということであるが、それがさらなる厄介を生み出すとは思いもしない私であった)

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