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大容量データーの分割

必然でリモートワークの増加により、ネット配信、ネットミーティングの記録などの作業により、画像、映像など大容量データを取り扱う機会が増えました。しかし、他の方へ渡す手段に困っていました。10GB程度かそれ以上のデーターになるとUSBに記録して郵送するかオンラインストレージサービスを利用する手段があります。しかしクラウドを使うのはセキュリティが心配なわたしには壁があります。容易にZIPなどに圧縮してパスワードを設定してメールで送りたいのですが、画像、映像データでは、圧縮率も悪くなります。

やったこと

Windows10標準のZIPでは分割やパスワード設定できないので、ネット上で実績あると言われている”7-ZIP”というツールを使ってみました。
参考までに https://sevenzip.osdn.jp/
分割サイズやパスワードが設定できる優れモノでした。

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分割ボリュームサイズ に1000000000(1GB)とか分割したいバイトサイズを入力してまた、暗号化>パスワード入力 にパスワード入力するだけであとは7-ZIPが自動的に分割ファイルを作成してくれました。ファイル名はxxx.zip.001 xxx.zip.002 ~ xxx.zip.00n という識別子が付与されたファイルになりました。セキュリティソフトでファイル識別子として認識されない怪しいファイルとなる場合もあるようです。参考までにレンタルサーバへアップロードを試みたところ不審なファイルと判断されアップロードできませんでした。暗号化方式として「ZipCrypto」にしないとwindowsで扱えないことがあるようです。

あとは分割、暗号化されたZIPファイルをメールでこまめにメール送信。
受信者は分割されたZIPファイルをwindowsのコマンドラインウインドウで
COPY/B xxx.zip.001+xxx.zip.002+..........xxx.zip.00n(バイナリーファイル連結)
を実行すれば、連結ファイルができました。映像も再生できました。

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まとめ

映像、画像の圧縮効果はないですが、分割してパスワード設定できるメリットはありました。ますます大きなデータ容量での送受の機会が増えるので分割、パスワード設定は重要な機能です。安易に画像、映像データをそのままメールやUSB、クラウドてやり取りすることのないように注意しましょ。セキュリティのためにも分割はいいかも。しかしZIPはパスワード設定してもファイル名を見ることができるので、ファイル、フォルダー名は内容が推測されないように考えて名前を設定することが必要です。