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独学で公務員になれる?公務員試験に独学合格するポイント5選

こんにちは。元政令市職員の吉川です。今回は、これから独学で公務員試験対策をはじめる方向けに、「公務員試験に独学合格するポイント5選」を紹介します。

公務員は、安定したキャリアパスを提供してくれる魅力的な選択肢である一方、その採用試験の出題範囲は極めて広く、「高い学費を払って予備校や専門学校に通うべきなのか?」と悩む人も多いと思います。

しかし、一見困難に思える公務員試験の独学合格は、実はさほど難しいことではありません。

独学でも、十分に合格を勝ち取ることは可能です

特に、近年は公務員試験の倍率が大幅に低下していることもあり、独学受験生にとっては大きなチャンスです。

本記事で紹介するポイントを参考に、ぜひ自分に合った独学方法を模索してみてください。



公務員試験に独学合格するポイント5選

1. 学習計画を立てる

公務員試験の独学合格を目指す上でまず重要なのは、計画的な学習プランを立てることです。

特に、公務員試験における「教養試験」は、出題範囲が極めて広範であるため、それなりの学習期間が必要になります。具体的には、一般的な地方公務員試験の場合、合格に必要な学習時間は800〜1000時間程度と言われています。1日3〜4時間の勉強時間を確保したとしても、半年から1年程度かかる計算です。

これだけの学習時間をどう捻出するか、自分のライフスタイルに合わせた学習計画を作成し、それに従って日々の学習を進めましょう。

■ ワンポイント!
学習計画を立てる際は、勉強時間だけでなく、期間ごとの学習範囲を明確にしておくことも重要です。どれだけ長時間勉強しても、進捗が遅いようでは試験本番に間に合いません。このため、「今週中にこの単元を終わらせる」「1日◯ページは必ず進める」など、期間ごとに大まかな学習範囲を決めておきましょう。


2. 優先順位をつける

公務員試験のすべての出題範囲をカバーすることは、時間的にも労力的にも非常に大変です。

したがって、出題頻度の高い科目や配点比率の高い科目に焦点を当てて学習を進めるのが効果的です。

厳密な配点比率は官公庁によって多少異なりますが、一般的に、教養試験であれば「数的処理」「文章理解」、専門試験であれば「民法」「行政法」「憲法」「経済学(ミクロ・マクロ)」の配点が高い傾向にあります。これらの科目を重点的に学習することで、効率よく得点を伸ばすことができます。


3. 過去問を繰り返す

過去問を解くことは、公務員試験対策の大原則です。

過去問演習を通じて自分の弱点を発見できれば、それを克服するための行動を早い段階で起こすことができます。このため、ある程度の基礎知識が身についたら、過去問演習中心の学習に切り替えることが重要です。

■ ワンポイント!
はじめて過去問演習をした時、あまりの難しさに自信をなくす人も多いと思いますが、それは誰もが通る道です。私自身、はじめて志望先の過去問を解いた時は、自分の実力不足に愕然としました。しかし、そのような挫折が早かったおかげで、時間的な余裕をもって弱点を克服でき、結果的に合格を手にすることができました。過去問に触れるのは最初は勇気が必要ですが、怖がらずにささっと解いてしまうのがおすすめです。


4. 実践的な参考書を選ぶ

学校側がテキストを提供してくれる予備校や専門学校と異なり、独学受験者は参考書選びも自分でする必要があります。その際に重視すべきなのは、「公務員試験に特化しているか」という点です。

特に、試験本番まで時間が残されていない方は、基礎知識からじっくり学ぶ参考書よりも、過去問演習を主体とした実践的な参考書を選びましょう。この手の参考書は少しスパルタ気味ではありますが、学習効率が高いです。

また、独学合格においては、通勤通学などのスキマ時間の有効活用も重要となります。このため、一問一答形式のテキストなど、幅広い知識を効率的にチェックできる参考書も手元に置いておくと良いでしょう。


5. モチベーションを保つ

独学合格を目指す上で、モチベーションの維持は非常に重要です。

毎日短時間でも良いので、必ず学習を継続するようにしましょう。また、学習計画に沿って一定のノルマを達成したら、無理に勉強を続けずに休息を取ることも大切です。好きな映画を観たり、外出して気分転換するのも良いでしょう。私が独学していた頃は、自宅近くのスーパー銭湯によく通っていました。

なお、気持ちをリフレッシュする際は、時間を浪費しがちなテレビゲームやスマホゲーム、SNS、連続ドラマの視聴などは避けたほうが無難です。


まとめ

今回は、公務員試験に独学合格するためのポイントについて解説しました。

公務員試験の独学受験は、時に大きな不安や孤独感に襲われることがありますが、その一方で、経済的負担の少なさや学習ペースの自由度の高さなど、多くのメリットもあります。

そのメリットを最大限活かしながら、自分のライフスタイルに合った独学方法を模索してみてください。この記事が、独学で公務員を目指す皆さんの一助となれば幸いです。

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