公務員にインタビュー【市町村職員⑥】~奇跡の入庁、休職を経てカムバック~
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公務員に優しい目を持ってほしい、
そんな思いで活動しております。
インタビュー第35弾です。
奇跡の合格を成し遂げ、入庁したが、
精神的に追い込まれ、休職した。
しかし、そこから奇跡のカムバックをした
人のお話です。
基本情報
・入庁5年目(専門学校2年在籍)
・税務課
・年収 約300万円
仕事内容
住民税の計算、システム入力、
確定申告の応援業務 等
入庁までの経緯
元々は、”動物園の職員”を目指していたが、
親から猛反対を受け、その道を諦めてからは、
自分のやりたい仕事が見つからずに悩んでいた。
大学に行って進路を決めようと考えていたが、
その大学受験に失敗して、
親を安心させたい気持ちから、
公務員になることを決意して、
専門学校に進学をした。
面接と作文がとにかく苦手、、、
とにかくあがり症で、面接が苦手。
ほとんどの試験で筆記試験は合格するも、
面接試験や作文試験で不合格となって
ばかりであった。その中でも唯一合格したのが
今いる官庁だったが、「補欠合格」であった。
(※補欠合格:採用辞退する人を見越して、
採用予定者より多く採用し、辞退者がいると繰り上げ採用されること。)
3年目も専門学校に通う手続きを始めた時に、
繰り上げ採用の通知がきた。
公務員になれるチャンスと、
地元での就職が叶うことから、
採用に応じた。
休職から復職
地元での就職をしたが、とにかく「人間関係」に苦労する。
上司と意見が全く合わず、悩む日々が続いた。
更に慣れない仕事とその仕事の繁忙期が重なり、
精神が追いつかず、
「病気休暇」を取ることにした。
しかし、自分が抜けたことで、
現場の仕事が回らない状況になり、
同期や先輩から
復職する声が多く寄せられた。
その気持ちに応えたいという
気持ちが増していくが、
復職を考えると恐怖が襲ってきて、
なかなか前に気持ちが向かなかった。
しかし、ある日、上司の異動が発表される。
それを機に、更なる復職への声が届き、
その声に押されるように、復職を遂げた。
仕事のモチベーション
元々、面接が弱く、自分に自信が持てなかった。
しかし、周囲から必要とされている声を
たくさんもらい、
自分に少し自信が持てるようになった。
感謝されることが少ない部署だが、
「ありがとう」と感謝された時は、
嬉しく感じる。
その少しの自信ややりがいが今の職場で
働くモチベーションになっている。
インタビューを終えて
精神的問題を起因とする「病気休暇」から、
復帰することは本当に大変なことに感じる。
その困難を乗り越えたからこそ、
今から築く自分の道は明るく楽しいもので
あってほしいと願う。
公務員もそうだが、
仕事における「人間関係」の悩みは
尽きることはないのかもしれない。
インタビューを通じて、
その問題をリアルに聞けるので、
本当に貴重なお話を聞かせていただいている。
いつまでもその感謝を忘れず、
これからもインタビューをしていきたい。
最後までお読みくださり、
ありがとうございました。
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