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公務員にインタビュー【国家一般職員①(労働局)】~ふとしたきっかけで、運命が大きく変わる~

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インタビュー第25弾です。
初めて、国家一般職の方にインタビューできました。
国家一般職は、各省庁に”官庁訪問”をするため、
国家一般職と言っても、勤務が省庁、
更に部門が分かれているので、
深い話となります。

基本情報

・入庁5年目
・労働局 ハローワーク
・職業紹介課
・年収約400万円

仕事内容

ハローワーク
仕事探しの補助 等

なぜ、労働局で勤務することになったのか?

就きたい仕事がなく、
両親が幼い頃から薦めていた
公務員の道に進むため、
専門学校への進学を決めた。
元々勉強に苦手意識がなく、
自分なりに専門学校での生活も
楽しむことができた。
地元市役所を合格することが
何となく描けていたが、
公務員の合格先に”外務省”とあった方が、
自慢できると考え、国家一般職の受験をした。
ただ、1次合格後に行われる「官庁訪問」で
たまたま説明会に参加した労働局と比較して、
自分のキャリアを積めるのが、
労働局と感じ、労働局の入庁を決意する。
(合格を見込んでいた市役所も不合格となり、
思い悩んだが、
市役所のように転勤が少ない労働局への
思いが強くなったとのことも要因の1つ)

実際働いてみて、どう感じたか?

仕事を始めた時は、全てが楽しかった。
仕事も新しいことを学ぶことができるし、
自由な時間も多く、
有意義な日々を送ることができた。
しかし、労働局内でもかなりの仕事量と
精神的に辛い部門に配属されたことや、
時間の経過と共に、慣れが生じ、
仕事が急激に楽しく感じなくなってきた。

下がったモチベーションをどう維持したのか?

希望する部署への異動が叶わなかったら、
退職すると覚悟を決めたので、
自分の中では、
そこまで追い詰めることなく業務ができた点。
専門学校2年も通い、勉強してきた自分の努力を無駄にしたくなかった点、
公務員の待遇が良いと感じた点、
以上3点から、
良い意味で吹っ切れて仕事ができたことが、
モチベーションを維持できた。
かなり辛い時期もあったが、
家族のことを思うと、
簡単に辞めることが決意できなかった。

部署異動が叶い、今の業務についてはどうか?

今、部門が異動して、また、
地元に戻ってこれたという
精神的安定が、仕事の充実感に繋がっている。
今の部門は感謝されることが多く、
やりがいがとても多い。
更に、労働局自体が、
有休を積極的に取るよう促される組織なので、
比較的休める日が多く、
リフレッシュに充てる時間も多いことが、
とても良い点だと思う。

インタビューを終えて

インタビューを通じて、
運命に導かれるようにして
今の仕事に就いているように感じた。
特にやりたいことがなかったというところから
スタートしているが、
自分の力でその運命を手繰り寄せ、
不可能と考えられた地元への異動も
叶えてしまっている。
国家一般職は、
そもそも自ら希望して入庁している人は
少ないように感じた。
しかし、それでもこの運命に
導かれ仕事をしている誇りと
責任を持って働いている方々に敬意を表したい。

もう25人もインタビューさせてもらっている。
改めて、
それぞれが歩む人生の素晴らしさを感じている。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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