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市を支え市民のために働く仕事、市役所職員 ~公務員にインタビュー【市町村職員②】~

福岡県宗像市で「公務員専門塾 HOME」を
運営しております。
元公務員であり、
長年公務員受験指導に携わっています。
多くの方に、公務員になっていただきたく、
活動を続けております。

インタビュー第20弾です。
始めて約1か月で、
20人の方にお話を聞くことができています。
貴重な時間をいただき、
本当にありがとうございます。

今回は市町村職員です。
とにかく市町村職員は
あらゆる仕事を行っていることを
実感できます。市について、市民について、
やることが多く、とても大変だと改めて気づかせてくれました。

基本情報

・入庁2年目(専門学校2年在籍)
・保健福祉課
・年収約300万円

仕事内容

障碍者手帳の発行、行政サービスの案内、
受給者証明の発行 等

障碍者手帳とは

手帳には3種類ある。

身体障碍者手帳:
(地方自治によって異なるが)
1~6級まである。
医師の診断書に基づき、等級を決めていく。
発行件数は、手帳の中で1番多い。

精神障碍者保健福祉手帳:
1~3級まである。
2年ごとに更新する必要がある。
医師の診断書や年金の証明書などで急を決める。
発行件数は、身体手帳より少ないが、
困難事案も多く、
とても大変な業務になることもあるという。

療育手帳:
級はA,Bがある。
相談を市役所で受けると、ヒアリングし、
それを児童相談所等に
引継ぎ、等級の決定がなされる。
手帳の発行自体は、市役所で行う。
件数は1番少ないが、
保護者が協力してくれない場合には、
ヒアリングが上手く進まず、とても苦労する。

仕事のやりがいは

手当支給がスムーズに行われ時に、感謝されることがあるという。
自分では当たり前のことをしたと感じていても、
感謝されることでとてもやる気になる。
業務の一部を他の人に引き継ぐ時に、
仕事を任されている責任を感じる。
それに応えようとする時に
とてもやりがいを感じる。

また、
ライフワークバランスが保てていることも、
やりがいの一つに挙げられる。
有休が年間20日
(翌年に繰り越した場合、最大40日)
与えられ、夏期休暇も6日ある。

辛いこと

まだまだ知識がなく、
正確なアドバイスができない時、
辛さを感じてしまう。
ただ、それが向上心となり、
知識の習得に励んでいる。

なぜ市役所職員になろうと決めたのか

高校時代、
商業科にいて就職することを考えていたが、
在学中に取った資格を生かす仕事に
就くことができず、進路に悩んでいた。
その時、両親に勧められた公務員に
なるため、専門学校に進学した。
漠然と公務員になりたいと考えていて、
希望する官庁もなかったが、
地元市役所に最終合格を果たし、
入庁を決意した。

市役所職員としての実感

市役所職員でしか
見ることができない情報に触れた時、
自分が公務員になれたことを感じた。
また、初級採用、
上級採用でも同じ業務をしているので、
上級採用を受験するか迷っているとのこと。

インタビューを終えて

本当に市役所職員は、
業務量が多くて大変だと感じた。
ただ、
本当に困っている人に適切な行政サービスを行う
大切な仕事であると思う。
仕事内容を説明するだけでも
とても時間がかかりそうだが、
それらを伝えていくことも
この記事を書きながら思った。
日々の生活を支えてくれる市役所職員に
感謝しながら、この記事は終わらせたいと思う。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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