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水難救助隊、強くない自分が追いかける夢 〜公務員にインタビュー【消防官⑧】〜

福岡県宗像市で「公務員専門塾 HOME」を
運営しております。
元公務員であり、
長年公務員受験指導に携わっています。
多くの方に公務員を目指していただきたく、
日々活動しております。

インタビュー第15弾です。
消防官の中には、高い志を持ち、
専門的な分野で仕事をされている方も
いらっしゃいます。
今回は、”水難救助隊”に所属する方に、
インタビューすることができました。
”水難救助隊”は全ての消防局に
 ある部隊ではない
ので、ご注意ください。


基本情報

・入庁9年目(専門学校1年在籍)
・水難救助隊所属
・年収約620万円
 (潜水手当、時間外手当、休日手当を含む)
・結婚し、子供3人

水難救助隊に配属されるには、

まず、水難救助技術研修を受講するため、
選抜試験に合格する必要がある。
(約100名希望者のうち合格者20名
さらに1か月間研修を受講し、その受講修了者が
「水難救助技術資格」を得て、水難救助隊として
活躍できる。(合格者20名中18名が修了者)

主な仕事内容

河川等における救助者の捜索及び救出。

仕事のやりがい、誇り

河川が濁流になれば、
視界不良で流れが速くなる。
その中で任務にあたるので、
高度な技術が必要となる。
そのため日々厳しい訓練を行っている。
高度な仕事である分、苦労も多いが、
自身の成長が、自信となり、
この仕事に誇りを持っている。

ちょっとしたサプライズ

映画のエキストラとして、出演したことがある。
目の前で、俳優を見た時、
嬉しい気持ちになった。

辛い体験

幼い子供が溺れ、亡くなった現場に行った時
自分にも幼い子供がいるので、
情が移ってしまい、
そのことを考えこんでしまった。

水難救助隊を目指した理由

消防学校から消防署に異動した時、
新たな目標を見つけていた。
配属された消防署では、特殊任務にあたる
部隊が2つあり、火災のエキスパート部隊と
水難のエキスパート部隊があった。
先輩の話を聞くと、
”火災を専門する部隊は複数あるが、
水難に携わることができるのは、
水難救助隊のみだ
”と聞かされ、
心を動かされたとのこと。

インタビューを終えて

人と出会いは人生を大きく変える。
消防官という仕事に触れていなかったら、
そもそもその仕事を
目指すことはなかっただろう。
水難救助隊の方と出会わなければ、
今の仕事に誇りと自信を持たなかっただろう。

今の結婚相手と出会わなければ、
悩み苦しんだ時、それを乗り越えること
できなかっただろう。
消防官は決して心の強い者だけがなっている
職業ではなく、本当に普通の人が、
多くの出会いによって、目指していき、
働きながら、その自信と誇りを得ていく仕事だと
感じたインタビューになった。

最後までお読みくださり、
ありがとうございました。

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