Vol.2 一般職の論文試験対策
こんにちは、tkです。今日は、国家公務員試験の論文試験について書いていきます。
1.国家公務員試験の論文試験とは?
一次試験の時に国家公務員試験では、論文試験というものが出題されます。内容は他の論文試験と同じように、あるテーマや質問に答える形で、試験時間は60分で、字数は600~800字位で書くことが目安です。
2.出題内容
出題内容は、他の試験(国税・裁事)とは異なり、法律関係よりも時事ネタがメインです。例えば、去年・今年はこのようなテーマが出てきました。
2018年:女性の社会進出と育児休暇について
2019年:キャッシュレス社会の普及と対策について
という感じでした。なので、筆記試験に出てくる時事対策がある程度使える感じです。
3.対策のポイント
基本的に範囲がどうしても広くなりがちな時事なので、ネタ帳はあまり作らず、他の論文試験にも言えることなのですがあまり深追いした対策は時間のムダになると思うのでやめておいた方がいいです。(その分民法や数的処理をした方がベター。)なので、あくまでも時事筆記試験対策位に抑えるべきです。
出題時にグラフ・割合等は教えてもらえるので、出そうなテーマに関わるデータやグラフの数字を覚えておくのもやらない方がいいです。でも、県庁などの論文ではデータを覚えておくことが必要になるケースがあることがたまにあるので、出そうなネタ(高齢化率・出生率など)は押さえておいた方がいいかもしれません。
なので、やるべき事はとにかく過去問を解いて、時間内にグラフを読み取り、論文を組み立てる事に慣れておくことだと私は思います。そして、論文を書いたら予備校に通っている人なら提出してフィードバックをもらう事を繰り返すのがベストです。
後は、余裕があればですが国家公務員試験だけでなく地方上級の過去問も解いて、色んな形式の出題に慣れておくことがいいと思います。(突然出題傾向が変わることがあるから)
そして、あまり練習しすぎないこと。論文試験は確かに重要ですが、それでも全体的な試験のウェイトの中心は学科です。なので、練習の頻度は週1回位を目安にしておきましょう。
4.ネタ帳を作るときには
ここからは、少し話を変えて、論文試験のネタ帳作りのやり方について書きます。さっきと矛盾してしまうのですが、地方上級の試験では、その地域に関わる問題が出題されることがありますので、ネタ帳を作っておいた方が良いことがあるからです。
なので、地方上級でネタ帳を対策しておくべきものは「地域の情報や問題」ということになります。
でも、この時に注意しておきたいのがその県の出題傾向です。基本的に出されるのは地域がテーマですが、中には自分の事や職員としての目標等を書かせる場所もあるからです。なので、必ず地方上級論文試験の過去問は数年分は見ておくことが必要かもしれません。
そして、出題が地域に関わることが多い場所であれば、大体この辺をネタ帳でまとめておくのがオススメです。
・高齢化率・出生率 :グラフ系の出題です。特徴と予測と対策の3セットで出てくる事があります。
・気候・自然など県の特色 :これはほぼその県に関わる知識を聞かれる感じです。例としては、「沖縄県の気候・自然の特色を踏まえたうえでどのような産業や政策を進めるのが良いか」というように出されると思います。
・その地域限定の時事 :新幹線や高速道路の開通があった場所では押さえておくべきです。「それを踏まえてどのような地域振興が出来るか」などの形で出題されることがあります。
・観光や防災 :インバウンドが多い自治体では、観光関連が出題されることがあり得ます。また、近年の大型災害の多発を踏まえた論文が出ることもありますので、まとめておきましょう。
私の考える論文対策は大体このぐらいです。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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