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食洗機の不思議 ~家電製品最大の謎?~

みなさん食洗機はご存知だと思います。みなさんの家にはあるでしょうか?
では問題です。「食洗機が一番普及している都道府県はどこでしょう?」さらには「食洗機が一番普及していない都道府県はどこでしょう?」

あてずっぽうで答えたら面白くありませんよ〜
食洗機のメリット・デメリットを考察し、さらに各都道府県の様々な特徴を分析した上で考えてみてください。

知識を総動員して、食洗機を買うか買わないかの判断はどこにあるのかを探ってみてください。

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さぁ見当はついたでしょうか。

なにも考えずにスクロールしてしまった人は、今一度考えてみてください。
考えるきっかけとしては、気候的要因・社会的要因・精神的要因などさまざまありそうです。

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みなさんはどのように考えたでしょうか?

食器を洗うのは手が冷たくて...大変というイメージはもたれた方は、寒い地方の方が普及率が高そうだと考えたでしょうか。

都市部は住宅が狭いから食洗機を置くスペースがなさそうだから普及率はそうでもないかなと考えたでしょうか。

いやいや、食洗機を買える裕福な人が多いのは地方よりも都市部だから逆だろうと考えたでしょうか。

正解は..........

食洗機普及率トップ5
福井・奈良・滋賀・和歌山・岡山
食洗機普及率ワースト5
青森・岩手・福島・沖縄・宮城

でした!!!みなさん予想が当たっていたでしょうか?

意外と寒い地方の人の方が食洗機を持っていないんですね...
それと東京の普及率も20%と低いのが意外じゃないでしょうか。
全国平均は25%という数値になっています。(統計は若干古く、現在は30%近くまで上昇しています)

タイトルに食洗機の不思議と書いたのは、全体的に近畿・中国地方が高く、東日本が低いという結果ではあるのですが、こうした差を生む要因が家電量販店の人でもイマイチうまく説明ができないからなんです。

近畿の人は新しいものに飛びつきやすいだとか(ただ、食洗機自体そんなに新しいものでもない......)、東北の人は贅沢を好まない傾向にあるとか、結局は県民性の問題とも考えられています。

そもそも食洗機の普及率自体が低いこと自体が謎と言われています。EUやアメリカでは70%から80%ほどというのですから、その差は歴然です。

食洗機はたくさんメリットがあることは、下の記事を読んで貰えばと思いますが、この話を通じて言いたかったことは、食洗機の普及という単純そうなことでも、社会の実態を捉えることは非常に難しいこと。あとは世の中が動くかどうかは(今回の場合は食洗機を買うかどうかは)、案外気持ちの面が大きいんだなぁということです。なんだか掴みどころがない結論ですいません。しょうがないですよね、家電製品最大の謎(勝手にそう呼んでいるだけです。)なんですもん。

公民に関係ありそうで、なさそうな内容になってしまいました(たぶんない)。
公民じゃなくても社会の科目のどこかで(公民の経済の分野で使えないかな...もしくは地理)この題材が使えそうな予感がしたので、頭の中にあるうちにnoteに書いておきました。と、今回のnoteはつまりはそういうことです。

それではまた次回!

思い出話

個人的には岡山県に住んでいた時に、食洗機向けの補助金を出していたという記憶があります。中国地方は降水量が少ないので(地理の授業でやりましたね。瀬戸内気候・瀬戸内海式気候ってやつです。)、食洗機により節水を推奨していたんだと思います。そういった要因もあるのかなとは考えてます。広島や香川も比較的上位ですしね。




まだ駆け出し者の文章を読んでくださり本当にありがとうございます!