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2021/3/13 (NVC)ランクと特権について


2021/3/13 (NVC)ランクと特権について

ランクとは、何かしらのことについて
高い位置にいるか、低い位置にいるのか、ということ。

例えば、NVCであるランクとしては

・どのぐらい長く学んでいるか
・トレーナーか非トレーナーか
・英語が話せる、話せない

などがあります。

一般社会でも色んな項目について、
高い、低い、多い、少ない、といったランクというものが
あちこちに存在します。

肩書きなどもそうです。
社長や、部長、課長、平社員
校長先生、先生、教授、助教授、アシスタント・・・

なんでもかんでも、世界にはランクであふれています。

そしてランクと共に語られるのは、特権。

わかりやすいのは、
社長だと決定権があり、平社員にはない、など。

私も組織に所属していますのでそれに関しては高いランクがあります。

マスターラスールという肩書きだったり、
NVCのコミュニティでは
「くみくみは有名人だ」と認識されたり。。。

先日、NVCの認定トレーナーを目指すポッドの
学びの場で、こんなことがありました。

「くみくみはランクがここでは高いのでまず
くみくみの学びをシェアしてもらえますか?」

それを聞いて私は、とても困惑して困って、居心地が悪くなりました。

考えとしては
「え、聞いてないよ。何も準備してないし。気楽に来たんだけど。ランクを上にあげないで欲しい」

満たされてないのは
気楽さ
お互いさま
配慮
スペース

スペースが大きいかな。

そして私は、自己表現をする選択をしました。

「それを聞いて居心地が悪いんだけど。。。
何も用意してないし、今、急に言われて
困惑してます」

先日出たミキ・カシュタンのリーダーシップトレーニングにてこんな話題も出た。

「ランクが高い人ほど、本当は、取説が必要だ」

どういう意味かと考えたが、
よくあるのは低いランクにいる人が、
「私はこういう人間だから、こういうことに配慮が欲しいです」
といった使い方をすることが多いのが取説だと思っていた。

例えば、NVCの学びについて「長い期間」というランクが高い私において取説を作るとしたらこんな感じだろうか。

「私は、ランクが高いから、とか肩書きがあるからと言った
外的要因で、〜するべきだ、という考えを言われるととても居心地が悪いのです。
だから、お願いなので、私を肩書きやランクの高い人間として見るのではなく、一人の人間として対等に見ていただけませんか?
私は、本当にパワーウィズな関係を望んでいます」

「これを聞いてどう感じますか?」
とつながりのリクエストもつけて。

ランクの高い人は、繊細さが足りない、と判断されることがある。
実際に、低いランクにいる人の痛みを感じきれないことがあるかもしれない、と思う。

何らかの文脈で、高いランクにいる人としては、
その場にいる低いランクの人がどう感じているのか
ちゃんと含まれているのか、など気を使う必要があるのだろうと思う。

ただ、スペースがないときに、それをどこまで出来るだろうかと、とてもチャレンジに感じる。

簡単な例で言うと、
英語を話せる人が8割〜9割の時に
英語が苦手な人をどうやって含んで、なるべく居心地良く
いてもらえるだろうか、と言うのもチャレンジだ。
英語だけで話した方がもっと効率が満たされるのに・・・
と言う考えがどうしても立ち上がる。
でもそれは、ランクが高い人の傲慢さだと自分で自分をジャッカルしてしまう。

含むこと、大事にすること。
そのニーズにつながり続けるためには、
英語が苦手な人に対する、思いやり、コンパッションが
不可欠に思う。
それも、一つ鍵だと。

ランクが低いところにいる人は、正直な気持ちを
表現しづらい、と言う話もある。

無防備さや言いにくいことも正直に表現するには
その場に対する信頼と安全性が大事だ。

そして、場の信頼や安全性を作るためには
「ジャッジしない」
「共感的に聞く」

つまり、NVCの基本スキルは必須だと思う。

とりあえず、ここまでの考えを書いてみました。
自分の取説、については引き続き、考えていこうと思う。

くみくみ
2021/3/13


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