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2022/6/19 (NVC)服従の渦から抜け出すには その1

こんにちは、くみくみです。
今日はNVCのお話をしたいと思います。

これは私のメンターであるジムとジョリから学んだことです。

あなたは、誰かに命令または強要されたように感じて、
本当はやりたくないんだけれど、いやいや「はい」とやって
後から後悔する、という経験はありませんか?

NVCでは、パワーオーバーとパワーアンダーという考えがあり、
自分の考えを押し付けて相手に従わせようとする人を
「パワーオーバーな人」と言い、
それに対して本当はやりたくないけれど、いやいや従ってしまう人のことを
「パワーアンダーな人」と言います。

そして服従の渦、という考えがあります。
どうやって服従の渦に巻き込まれていくのか。
仮のストーリーを使って説明してみます。

ある40代の夫婦がいました。
子供は小6の男の子が一人。

旦那さんは会社経営をしていて、ワンマン社長と言われるタイプで
ビジネスは売り上げが伸び続けていますが、
社員からも恐れられているタイプ。
社長の意に背くと、リストラされる、という恐れの中働いています。

奥さんに対しては亭主関白。昭和の時代のような夫で
子供の教育についても全て奥さん任せ。
子供の成績が悪いと
「お前の教育が悪いからだなんとかしろ!」
と頭ごなしに責める。

奥さんは気が弱いタイプで旦那さんの言葉に逆らうことなどできず、
なんでも言われた通り、はい、はいという通り従っていました。

ある時、子供が学校に行きたくないと言い始め、
旦那さんはそれを聞いて激怒して
「無理矢理引きずってでも行かせろ!」
と言って奥さんに対応を任せて会社に行きました。

奥さんは本当は無理矢理なんて行かせたくないけれど
仕方なく無理に起こして、学校まで連れて行きました。

「本当は子供に寄り添ってあげたいけれど
主人の言うことを聞かなければ、暴れたり、暴言を吐かれたりするのが怖い。
そんな考えからいやいや従いました。

結果、子供はより引きこもるようになってしまいました。

ずっと旦那さんの言うことを「はい」と聞き続けてきた奥さん。
心の底では、「それでもきっと、主人は私と子供のことを大切に
思ってくれているに違いない。だからこそ厳しいことを言ってるに違いない」
そんな期待がありました。

でも、「子供が本当に辛そうだからカウンセラーや心療内科に連れて行ってあげたい」
と伝えると、「そんなのは心が弱いからで強く気持ちを持てばいいだけだ!」
とやはり無理に学校に行かせろと言います。

「最終的には子供を守ってくれるはず」と思っていた期待は裏切られ、
奥さんは失望、絶望します。

「この人とはやっていけない」
「なんてひどい人間だ」
「人の心を持っていない」

そんな、相手に対するエネミーイメージがどんどんと高まり、
憎しみが心の中で育っていきます。

その憎しみが、一定のしきい値を超えた時・・・

奥さんの中で何かが「プツン」と切れます。

そして、今度は奥さんが旦那さんを罰する、暴力的なモードにスイッチが入ります。
感情的な爆発も起こるかもしれません。

「いつもいつも、私ばっかり!!」
「あなたは何もやってくれない!」
「あなたは人の気持ちがわからない、ひどい夫よ!」

「そんな夫は罰せられるべきだ!」

そして、奥さんから夫に、暴力的な言葉が出る。。。

奥さんは夫に罰を与えるためにいろんなことをしようとするかもしれません。

そして残念なことに、そういった罰を与えるようなことをしたり
暴力的な言葉を使うと、その後に
奥さんの中にある自分を責める声が立ち上がります。

「お前こそが暴力的だ!」
「お前こそが、罰を受けるべきだ!」

そして、自分を恥たり、罪悪感を感じたり、
消えてしまいたくなったり、
自分が受け入れられなくなり・・・

ついには「うつ」という心の病になってしまう。。。

だからまた、夫から、暴力的な対応をされたとしても
「私は罰を受けるべきだから、こんなひどい対応をされても
私は我慢しなければならないんだ」

これで、服従の渦の完成です。

とても、残念です。

では、どうやってこの「服従の渦」から抜け出ることができるのでしょうか?

それはまた、続きのブログで。

くみくみ
2022/6/19
@東京、秋葉原のホテル

*やりたくないのに相手に合わせてしまう・・・
どうやって自分の考えを押し通そうとする相手と対等に付き合えるようになるのか?

そんな話をライブ中継でやります!
6月22日 夜9時15分〜10時予定

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