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必定をみる欽天四化派の紫微斗数

2017年4月13日にブログ「復刻・紫微斗数は神様の黙示録」に投稿した記事が表題の「必定をみる欽天四化紫微斗数」です。
その記事に関してある読者の方がつぎのような質問をコメント覧にされています。

「初めまして。
いつもブログ拝読しています。
何度も読み返し、自分を振り返り向き合い学ばせて頂いております。
とてもとてもありがたいブログです。
ありがとうございます。
お聞きしたいのですが、
私は癸年生まれ(女性・未婚)で命宮が来因宮、貪狼生年Dが夫妻宮にあります。
夫妻宮から官禄宮の文昌星に向心力Dが、官禄宮から夫妻宮紫微星に向心力Cが入ります。
生年Mに自化で100%発生の「必定」、夫妻宮に生年Dで向心力Dは、結婚後夫または兄弟から仕事への財的援助(結婚しなければ発生しない)であると思いますが、夫妻宮に自化の星はありません。(命盤に自化忌無しです)
この場合も、必ず結婚すると見れるのでしょうか?
教えていただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。」

これに対して、わたくしはつぎのようにお返事しました。

「よくブログ等で勉強されていますね。
わたくしのブログだけで、これだけ分かっておられればたいしたものです。夫妻宮に貪狼Dは、まずこれだけで結婚とみていいです。
BD天地定位で、Dは絶対だからです。
ただ、どなた様も生年Dは「債」で、言葉を換えれば前世の借金である場合が多いです。
とくに人の宮(夫妻宮等)に出た場合は、その人との関係でご苦労が多い(これが前世の借金の精算になる)ことになります。
しかし、夫の星である貪狼Dが夫妻宮に出たのは、よいとも解釈できます。向心力の解釈は難しいので、ここでは触れません。
よきご縁をいただかれることを願っています。」

夫妻宮に生年Dで官禄宮に向心力Dも「D-D」となる

さて、これまでは向心力のことはあまり詳しくお話していませんでしたが、夫妻宮に貪狼Dの夫の星が出て、官禄宮に向心力Dなら、夫妻宮がD-Dとなります。
夫となる人は最初は夫としての責任感はありますが、段々と責任感がなくなってきます。
仕事で多忙で妻のことを顧みないようになってきます。

夫妻宮から向心力D

ご質問された方は「夫妻宮に生年Dで向心力Dは、結婚後夫または兄弟から仕事への財的援助(結婚しなければ発生しない)であると思いますが・・・」と解釈されていますが、そのようなケースは生年Dがなくて単に向心力Dのみの場合です。
このケースでは残念ですがD-Dとなり、厳しい表現で恐縮ですが夫妻宮が破れていることになります。
離婚になるかどうかはこれだけでは不明です。

夫婦の有り様は千差万別。
この質問された女性の方は、癸年生れなので破軍A、巨門B、太陰Cの3つの生年四化を自己の星としてお持ちです。
キャリアウーマンとして活躍され、夫は夫、自分は自分として夫婦というよりパートナーとして生きて行かれるのがベストな人生ではと思います。

きょうもお読みいただき、有り難うございました。
田中宏明

老師・田中ツーショット


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