4月21日（日）　F 5-0 M 加藤の完投・完封勝ち

打線の援護に恵まれなかったりして、加藤は今季まだ勝ち星を挙げていなかった。
昨年オフにFA宣言し、他球団からのオファーもあっただろうと思うのだが、ファイターズに残留してくれたのに、ファイターズに残って勝てないんじゃ申し訳ないなぁと思っていた。
それはたぶん、選手たちも同じ思いだったようで、今日は「かとうでかとう（加藤で勝とう）」が合言葉だったそうだ。
若い選手の多いチームにしては昭和のオヤジギャグ臭のする合言葉なのが気になるが、合言葉通り、加藤で勝ててよかった。
3回までは両チーム無得点だったが、4回の裏、松本がヒットで出て、続く万波がホームランで先制した。
昨日から、松本がヒットで出て、万波が返すといういいパターンが続いているなぁとしみじみしていたら、次の打者・マルティネスにもホームランが出た。
ファイターズにしては珍しくクリーンアップに連続ホームラン！　
その後もヒットとかフォアボールとかでランナーをためてタイムリーが出るという、ありえないくらい理想的な攻撃で、この回に5点取って勝負を決めた。
今日は今シーズン初めて、中島がスタメンに名を連ねた。
これまで代走や試合後半の守備要員での起用が多かったが、今日は好守備やタイムリーヒットで活躍した。
今年のファイターズは、「今日はこの選手をスタメンで起用するのか！」という選手が、その起用に応えて活躍することが多い。
これもひとつの好循環で、チーム内の競争が激しくなっている証拠だし、出ずっぱりの選手が休むことも出来る。
こういうありえないような好循環で、引き分けを挟んで4連勝で貯金が3、ここ数年の低迷ぶりを考えると、夢を見ているような気分である。