【2024年受験】税務職員に受かる方法は?難易度や合格率、試験内容を完全解説
本記事は、税務職員になりたい高校生(高卒者)向けに、
税務職員採用試験はいつ、どんな試験が実施されるの?
難易度や合格率はどれくらい?
合格するには何から、いつから勉強すればいいの?
といった、募集案内を見ただけではわからない、ちょっと踏み込んだ内容を解説します。
本記事の内容は次のとおり。
高卒で税務署職員になるには?
高卒で受験できる国家公務員の一つに税務職員があります。
税務職員になるためには、人事院の実施する「税務職員採用試験」を受けて合格し、採用されることが必要です。
税務職員採用試験に合格すると、人事院の採用候補者名簿に記載され、このリストから受験する管轄地域内の国税局や税務署などに配属されて、税務職員(国家公務員)としての仕事に従事することになります。
受験資格(年齢制限)
税務職員採用試験はいつあるの?
例年、税務職員採用試験は9月~10月にかけて行われています。
試験は一次選考と二次選考の2段階となっていて、例年、一次試験は9月上旬の日曜日、二次試験は10月中下旬に実施されます。
税務職員採用試験の日程(2023年度)
受付期間:2023年6月19日~28日
一次試験:2023年9月3日(日)
一次合格:2023年10月5日(木)
二次試験:2023年10月11日~20日の間で指定された日
最終合格:2023年11月14日(火)
いつから勉強を始める?
受験する年の冬~春ごろから準備を始めるとよいでしょう。高校生の場合は、高校3年生に上がるぐらいに始める方が多いですね。
詳しい試験科目は以下の記事で解説しています。
税務職員採用試験の難易度は?
一般的に「公務員試験は難しい」といわれることが少なくありません。
これから税務職員採用試験を受験するつもりなら、本当の難しさを知っておきたいところですよね。
結論からいえば、税務職員の難易度は高くありません。
問題レベルは易しい
公務員試験の範囲は、中学校から高校1年生までに勉強する内容が9割を占めます。
そのため、学校でちゃんと勉強していれば苦労しません。むしろ簡単に感じる人もいるでしょう。
たとえば、次はメイン科目の一つである数的推理の問題です。
「速さ」という単元で、中学校1年生で学習するような問題です。
算数、数学が苦手な人は少し悩むかもしれませんが、少し勉強すれば思い出すはず。
合格率は高め
最新(2022年度)の合格率はだいたい25%~30%です。
高卒公務員の合格率は20%前後が多いので、税務職員の合格率は高いといえるでしょう。
過去の結果も知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
こんな感じで、税務職員採用試験の難易度はそこまでハードじゃありません。
しかし、簡単に合格はできない
なぜなら、
合格できる人数が決まっている
試験内容が幅広いので勉強時間がかかる
試験科目・範囲が膨大である
といった理由があるからです。
合格できる人数が決まっている以上、高得点(9割)取れたとしても、ライバルがそれ以上の点数を取れば落ちます。
また、筆記試験の他にも作文や面接対策もしなければいけないの、ものすごく勉強時間がかかるんです。
そして、筆記試験(基礎能力試験)の科目数は15以上…。これだけの科目を勉強するだけでも心が折れてしまいます。
合格率(倍率)や問題レベルだけで判断すると、そこまで難しくはありませんが、対策する内容が多いため思っている以上に難しいです。
詳しくは以下の記事でも解説しているので確認してみてください。
税務職員採用試験の内容は?
税務職員採用試験は「就職試験」なので、筆記試験以外にも様々な試験が課されます。
試験は段階式で行われおり、まず一次試験(筆記)で受験者を絞り、二次試験(面接)で最終合格者を決める感じです。
試験内容は次のとおり。
一次試験
基礎能力試験:2/4(配点比率)
適性試験:1/4
作文試験:合否判定のみ
二次試験
人物試験:1/4(配点比率)
身体検査:合否のみ
これらの試験を総合して合格者を決定します。
税務職員採用試験の内容について、詳しくは次の記事で解説しています。
税務職員採用試験に受かるには?
ここまで解説したように、税務職員採用試験に合格するには勉強しないといけないことが多いです。
少しでも合格の可能性を上げるには、効率よく勉強することが重要となります。
たとえば、基礎能力試験の科目の一つに数的推理があります。出題の2割程度を占める重要科目なので、最初から最後まで勉強する受験者は多いです。
しかし、出題傾向をきちんと理解していれば、勉強しなければいけない部分は3分の1ぐらいしかありません。
頻出部分に沿って効率よく勉強していけば、浮いた時間を作文や面接に使えるため、最終合格する確率をどんどん上げることができますよ。
やることは多いですが、きちんと傾向を理解して対策すれば短期間でも十分に合格を狙うことができます。
過去問や過去10年間の出題傾向表を次の記事で公開しています。ぜひ、効率を意識して、時間や労力の無駄をしないように勉強してくださいね。
note最後まで読んでいただきありがとうございました!noteは他にもあるのでそちらも是非(サポートは特に不要です。本当に余裕ある方のみで🙇)