次は何読む劉慈欣！

Amazon prime videoで『三体』の放送が開始していますね。
その評判の良さに、私も早く見たいと思っています。
あのシーンやあのシーンがどう映像化されるのか、とても楽しみです……！！

楽しみすぎて、『三体』原作も読み終わっちゃった！という方がもしいらっしゃったら………
劉慈欣さんの短編集、『老神介護』をおすすめしたいです。

表題作の『老神介護』はある日突然空に現れた宇宙船から、次々地球に降り立った神がこう言います。
「わしらは神じゃ。この世界を創造した労に報いると思って、食べ物を少し分けてくれんかのう」
そうして、老後を地球で暮らすことを臨んだ神と、その世話をする人間たちの共同生活が行われることになるのですが……

神のことを次第に鬱陶しく思う同居家族。
居心地の悪い神。
もう、ここがまた…… 読んでいて、やめたれや！と言いたくなるのですが、しかし現実でも介護を突然任されるようになった家庭だと、肉親であってもなかなか疎ましく思ってしまうものですよね。
でも、神だぜ……？神なんだからもうちょっとさあ……と私は思ってしまいましたけれど笑

『老神介護』に収録されている他の短編もとても面白いです！
『三体』は長編で読み切れるかわからない……という方にもおすすめです。