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『氷と炎の歌』を今更読み返す①〜七王国の玉座編〜

ゲーム・オブ・スローンズのスピンオフ、ハウス・オブ・ドラゴンの放送が開始してから結構経ちますね。
私は、なかなか見ることが出来ず……
あの悪名高いターガリエン家の過去話なんて、絶対面白い!と思うのですが、視聴環境が整っていないのと、原作を読んでから映像化に望みたいという信念(みみっちい信念ですね笑)があるので、なかなか手が出せていません。

なので、今更ですが、ゲーム・オブ・スローンズの原作、『氷と炎の歌』を再読し始めました。
私は、ほんっとうにこれが大好きで……!!
書評でおすすめされているのを見て、どんな話なんだろうと思った若き日。
念願かなって一巻を手に取った時の喜び。
なかなか続きが出ず、いつになったら出るのかとやきもきしているうちにドラマ化が決定して、えっ!?小説の続きはいつ出すの!?とショックを受けたあの日。
どれも懐かしく思い出せます。

私の思い出話はさておき、『氷と炎の歌』シリーズの概要を説明しましょう。
舞台は昔々の架空の世界。
不可解な原因で季節の移り変わりが不規則になり、各地の学者たちが季節の変動を知り、予測を立てています。
夏が数十年にもおよび、冬は一世代も続くことも……
作中では夏が終わり、長い冬が来そう。
人々は「冬来たる」と言い交わして寒い季節に備えています。
国の名は「セブン・キングダムズ」。
昔は王国が7つありましたが、今は一つの国に統一されています。
ずっと北の方には人間とは異なる、もしかすると宇宙人みたいな不気味な種族がいます……
それから国を守るために存在するのが、ナイツ・ウォッチという守備隊。
このナイツ・ウォッチに選ばれるのは訳アリな人々ばかりです。
一方、首都キングズランディングでは王の補佐役が急死し、王の旧友であるエダード・スターク公が後任に指名されます。
前任者の不審な死を訝しんだエダードは秘密裏に調査をするのですが……
さらに一方では、大陸に亡命した前王朝、ターガリエン家のお姫様デナーリスが反抗の機を狙っています。
まさしく世は大乱を迎えようとしているファンタジーですね。
そしてこの世界のことが、多数の人々の視点から語られるという複雑な語りが、物語の大きな魅力になっている……と私は思います。

『七王国の玉座』は、まだ第一巻目ということもあり、今読み返すと、登場人物それぞれにツメが甘いな〜〜と思ってしまう面があります。
しかし、渦中にいる人って、なかなか冷静な判断が出来ないのですよね……
とくにスターク家の子供達は、ドラマでは結構歳を取っていましたが、原作小説ではまだ10代〜一桁代の小さいお子様。
そりゃなかなか考えられないよ……と思ってしまいます。

続編も読んだら、感想をあげます!

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