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大学4年生が伝える、単発アルバイトの悪いところ

こんにちは。高校5年生です。

アルバイトの記事、第4弾です。この記事でお伝えするのは単発アルバイトの短所、合計33点です。「相変わらず長いな~」と思いましたよね?挙げていったら項目が多くなってしまいました。
どうぞ、お時間あるときにご覧くださいませ。

では、単発アルバイトの短所をお話ししていきます。

・都会のエリアしか募集がないこともある

単発アルバイトのデメリットは、これが大きいです。私の経験上都会のエリアから離れるほど、募集が少なくなります。募集が少ない地域は仕事を選べず、あまり条件に納得していない仕事でも収入を得るために取り組まなければならないという場合があります。

・髪色やネイルなど、おしゃれは諦めなければならない

長期のアルバイトではおしゃれが自由にできる募集がよくありますが、単発アルバイトでは私はほとんど見かけません。髪色やネイル、ピアスなどでおしゃれを楽しみたい方はそれが可能な長期のアルバイトを探した方が良いでしょう。

・短時間での募集が多く、ガッツリ稼ぎたい人には不向き

私の経験上、単発アルバイトは人手が欲しい時間帯だけ働く募集が多いので、長時間に及ぶ募集は多くありません。1度の出勤でガッツリ稼ぎたい方は長期のアルバイトを探すことをおすすめします。

・合わない仕事でも、収入を得るために応募しなければならないことがある

働くたびに応募するスタイルは単発アルバイトの良さであり、デメリットにもなり得るポイントでもあります。良い募集が見つからなくても、収入を得るために応募しなければならないことも考えられます。

・交通費が出ないこともある。出たとしても一部で、自分で負担することで給与が減る

長期のアルバイトでは交通費が支給されることが多いですが、単発アルバイトでは支給されないケースが少なくありません。給与から引くと時給が最低賃金以下ということもあります。

・収入が安定しない

働くたびに応募する形なので、いつ応募があるか、応募できるかはそのときにならないと分かりません。ゆえに、収入がどれくらいになるか事前に把握することができません。「いつまでにいくら貯める」という目標がある方にとっては、計算が難しいかもしれません。

・人間関係ができない

人間関係があっさりしているのはメリットであり、デメリットにもなります。アルバイトを通じて友達を作りたい、アルバイトさんと仲良くしたいという方は長期のアルバイトを選ぶことをおすすめします。

・受け入れ先によっては、扱いが良くないことがある

単発アルバイトの性質上仕方ない部分なのですが、決められた時間に指示された通りに動くことだけを求められている単発アルバイトでは、必ずしも温かく迎え入れていただけるとは限りません。単発アルバイトを雇っているくらいですから、余裕のないお店も少なくありません。アルバイト経験が長かったり、人に強く言われることに慣れていなかったりすると、最初は戸惑う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これは本当に受け入れ先によるので、入ってみなければ分かりません。

・毎回、仕事を新しく覚えなければならない

単発アルバイトは毎回、異なる受け入れ先に行く前提なので、行くたびに仕事を覚える必要があります。基本的に難しい業務はありませんが、慣れた業務をこなしたい方には不向きかもしれません。

・常に信頼されていない

強い表現でストレートに書きましたが、基本的にいつも自分のことを知らない人と一緒に働くからという意味です。1時間、2時間と働くうちに「この人はできる人だ」と認められて信頼されることももちろんありますが、最初はどの受け入れ先の方も、「100%大丈夫、問題ない」と思って受け入れることはないと考えておくと良いと思います。
例えを挙げるなら、長期のアルバイトだと教えられていないことをしたとき、これまでの仕事ぶりから「何か理由があってこうしたのかな」と考えてもらえることが多いですが、単発アルバイトでは「教えていないことをしている、間違っている」と判断されることが多いです。これは、信頼があるかないかの違いだと私は考えております。

・何年頑張っても、1番下の立場

指導する立場にならないことは良いことであり、悪いこともでもあります。長く単発アルバイトを続けると自信がついてきますが、変わらず1番下の立場、スキルが低い人として扱われるので、違和感を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
単発アルバイトの仕組みを考えると仕方ないことなので、良い面に着目して、上手く付き合っていきたいですね。

・主体性と柔軟性が同時に求められる

私が働いていて感じることです。立場が1番下とはいえ、指示待ちではダメです。同時に、それぞれの職場に合わせる柔軟性が求められます。柔軟すぎて指示されたことだけやるのも、指示されていないことを勝手に進めてしまうのもダメなのです。このバランスをとるのはかなり難しいですが、単発アルバイトをする上で必要なスキルだと思います。

・初めての場所に飛び込んでいけるコミュニケーション力が必要

単発アルバイトは人間関係に上手く溶け込めない方におすすめだと書きましたが、仕事上人と関わらないわけにはいかないので、意外とコミュニケーション能力が必要です。選ぶ職種にもよりますが、飲食業を選ぶと人とのコミュニケーションは欠かせません。
しかし、安心してください!コミュニケーションン能力は付け焼き刃で構いません!普段の自分とは違う、社交的で喋れる自分を演じれば良いのです。単発アルバイトは短時間勤務なので、演じていてボロが出ることは少ないです。私は普段の自分だとコミュニケーション能力が足りないので、スイッチを切り替え、元気な私を演じております。挨拶したりはきはき喋ったりできる自分になりきれる方には、単発アルバイト、おすすめです!

・時給が比較的低い

私が見てきた限りですが、単発アルバイトは比較的時給が低いです。最低賃金と同じ額から、+50円、100円くらいまでです。長期のアルバイトだと探せば時給が高い募集が見つかりますし、交通費を出してもらえることも多いです。稼ぎたい方はぜひ、長期のアルバイトを検討してみてくださいね。

・質問しづらいのが辛い

受け入れ先にもよりますが、どこも忙しい受け入れ先ばかりなので分からないことがあっても質問しづらいです。勝手にやって間違えるより、迷惑がられても訊いて正しいやり方を知った方が良いのですが、質問したいときに声をかけられる人がいないと「どうしよう……」となります。その日入ったばかりなので、質問が出てくるのは当然ではあるのですが。
タイミングを見計らって、上手く質問できるようになると良いですね。

・何でも許可を得てからでないと動けず、我流はNG

どんなにアルバイトの経験があっても、1番効率の良いやり方を知っていても、単発アルバイトでは受け入れ先のやり方に忠実に従わなければなりません。新しいことをするときは「やっても良いですか?」と、その都度許可を求めなければなりません。これは、「信頼がない」というポイントとも繋がってきますね。
慣れたら我流でやりたいという方は、長期のアルバイトを探した方が合っているかもしれません。

・毎回、初めて行く場所に向かうので緊張感がすごい

だんだんと慣れてくる方もいらっしゃるでしょうが、私は毎回、初めての受け入れ先に行くたびに緊張しております。ゆえに、なるべく行ったことがある受け入れ先に応募するようにしております。
逆に、「新しい場所に行くのわくわくする!楽しみ!」という方は単発アルバイト、ぜひおすすめしたいです。

・スキルが比較的身につかない

単発アルバイトで任される仕事はその場で覚えられる簡単な業務が基本なので、身につくスキルはさほど多くありません。単発アルバイトを始めて私が得たスキルは、洗い場の使い方くらいです。
もちろん、全く何も身につかないわけではありませんので、アルバイトを通じてできることを増やしたい方は、スキルが身につきそうな募集を探してみてはいかがでしょうか。

・アルバイト経験として語りづらい

これは、長期のアルバイトと比べ、1つのアルバイトについて深く喋る経験がないという意味です。「私、○○のアルバイトやったことあるんだよー!」「へえ~、どれくらい?」「3時間!」「3時間だけ?!」となります。
色んな職場を経験しているという意味では、比較して経験として話せることはあると思います。

・小さなミス1つで信頼を失う

単発アルバイトには「その日しかない」ので、長期のアルバイトで大目に見てもらえるような小さなミスでも、信用問題に関わります。例えば遅刻したら、長期のアルバイトではその後遅刻しなくなることで信頼を取り戻せますが、単発アルバイトでは1度遅刻してしまえば「時間を守る人だ」という信頼は戻ってきません。
時間厳守、挨拶と返事は欠かさないなど、基本的なことを当たり前のように行うことで、信頼を失わないよう気を配る必要があります。

・知らない人と働くので、内面を探り探り働かなければならない

一緒に働く人達は、基本的に受け入れ先に来て初めて会う方々です。当然、どんな人なのかはお互い分かりません。言葉遣い1つでも伝わり方は様々なので、相手の様子を見ながら探り探り接していく必要があります。
長期のアルバイトだと馴染みの人ばかりなので略語やアイコンタクトで伝わることも、単発アルバイトではきちんと伝わるまで伝えなければなりません。

・用意されているエプロン・前掛けなどが綺麗でないことがある

エプロンや前掛けを用意してくださっている大抵の受け入れ先では、単発アルバイトの人が着る服まで気を配る余裕がないのだと思います。油汚れや臭いが染みついている服が貸与されると考えておいてください。気になる方は直接触れないよう、中に着る汚れても良いTシャツ、ポロシャツなどを持参すると良いでしょう。
用意してくださっている受け入れ先はありがたいです。なぜなら用意がなく、自分で準備しなければならない受け入れ先も割とあるからです。エプロンや前掛けがある受け入れ先では、感謝して汚さないように使わせていただきましょう。

・クレームをつけたり、対応が悪かったりするお客さんに当たった場合、ひたすら謝るしかない

ホール業務をしているときに出会う点です。たまに対応が良くないお客さんに当たることがあります。長期のアルバイトでは何となくそういうときにどう対応するのがベストか分かってくるのですが、単発アルバイトで入る受け入れ先はどういうスタンスをとっているのか掴めなかったり、何がどういう原因となってそのような状況に至っているのかが分かりなかったりして、お客さんが色々言い続ける間謝り続けるしかありません。受け入れ先のシステムが理解できていれば「これはこうだからですよ」と説明できるのですが。
お客さんはこちらがその日入ったばかりの単発アルバイトだと知らないので、お店のシステムが分かっているものとして話をしてきます。もしもそういう状況に立ち会った場合は、他のアルバイトさんや社員の方を早めにお呼びした方が良いと思います。

・荷物や洋服を置く場所、着替える場所がない場合がある

単発アルバイトはあくまでも補助的な立場なので仕方ないのですが、長期のアルバイトの方とは違って、荷物や洋服を置く場所がないことが多いです。着替える場所は従業員さんが使っているところを使わせていただけることもありますが、「この場でエプロンだけつけてください」という場合は案内されません。受け入れ先に出向く際は、そのまま仕事ができる服装で行くことをおすすめします。また、荷物は最小限に抑え、置く場所に困る上着は持って行かないようにしましょう。

・行ってみないとどんな受け入れ先か分からない

単発アルバイトは面接などがなく、応募したら当日初めて受け入れ先に行くことになります。そのため、受け入れ先の様子は行ってみないと分かりません。
単発アルバイトは「合わない」と思ったら次回から応募しないようにすれば良いので、もしも合わない受け入れ先だと分かった場合は、その日だけ頑張って乗り切ってくださいませ。

・どんなに頑張っても、時給が上がることはない

長期のアルバイトでは時給がアップすることがあるので、スキルが上がっても時給が変わらないのは単発アルバイトの特徴ですね。ただ、保育士や看護師などの資格を持っている方は、資格を必要とする募集を探すと、他のアルバイトよりも時給が高い可能性が考えられます。

・絶対に失敗しない即戦力として雇用される

私の実感では、決められた時間に指示された通りに動くことだけを求められている単発アルバイトは、失敗しない即戦力として受け入れられている印象があります。ゆえに、「初めてだから教えてください」というスタンスの人は好まれません。来てすぐ勝手を覚えて働いてくれる人が欲しいのです。
この点で、初めてアルバイトをする方には単発アルバイトはハードルが高いのではないかと考えております。

・人間関係は作る必要がないが、挨拶や言葉遣いがなっていない人はNG

「初めての場所に飛び込んでいけるコミュニケーション力が必要」という項目でも触れましたが、人間関係があっさりしていても、人との関わりは避けられません。もちろん、挨拶や言葉遣いがきちんとしていない人はNGです。
時間や場所の制約が少ないからといって、働く人としてのルールも自由になるわけではないので、きちんとしたいものです。

・働くまでに工程が多い

長期のアルバイトではシフトさえ決まれば働けますが、単発アルバイトでは働く日時を決め、場所を決め、職場を決め……と何段階も踏まなければ働けません。応募する前に募集人数に達してしまった場合は1からやり直しなので、この工程が面倒だという方も少なくないのではないでしょうか。

・人手不足の受け入れ先ばかりなので、難ありの場合も

前の項目でも少し書きましたが、単発アルバイトを必要としているくらいなので、受け入れ先はかなり忙しかったり、業務が多かったり、仕事が複雑だったりします。私自身、色々なお店で働いてみて「何でここが人手不足なんだろう」と不思議になることはあまりありません。単発アルバイトを雇っているお店は、何かしら人手不足になる理由があります。
ゆえに、「難あり」と書くと失礼かもしれませんが、どこかしら大変だと思うポイントがあることは覚悟しておくべきでしょう。

・人気の募集は秒で埋まるので、通知がくるたびにスマホに飛びつかなければならず疲れる

長期のアルバイトでとは違い、単発アルバイトは働く日時を決め、場所を決め、職場を決め……といちいち選んで応募しなければなりません。応募するよりも早く募集が締め切られることも珍しくないので、通知がくるたびに何の募集が出されたのかチェックする必要があります。慣れていないうちは、結構大変です。

・前に入ったアルバイトさんの評判に左右される

良くも悪くも、左右されます。前に入られた方があまり評判の良くないアルバイトさんだった場合、受け入れ先の方の単発アルバイトに対する目が厳しくなっているので、事前に「○○はしないでね」「○○、絶対にしてよ」などと注意が細かくなったり、終始仕事を見張られていたりする(?)のを感じたりします。
逆に、前に入られた方が熟練のアルバイトさんだった場合、受け入れ先の方は「単発アルバイトの人は、みんなこれくらいできる人なんだ」と認識しております。そのため、したことがないことを任され、期待通りにできなかったときにがっかりされたり、ポンコツ扱いされたり(?)します。「前の人がすごかったんだろうな……私ですみません……」と申し訳なくなっておりました。
ここ数ヶ月は洗い物を捌くスピードで驚かれることも増えてきたので、もしかしたら期待値を上げる側の人間になっているかもしれません。なれていたら嬉しいのですが。

・人の痛みが分かるようになる

長期のアルバイトでも分かるようになりますが、何と言いますか、単発アルバイトの方がより人間のリアルな部分に触れることが多い気がします。知らない人と働く分、慣れ親しんだ仲の人には見せない姿を見られると言いますか。アルバイトをするメリットとして挙げられる項目ですが、単発アルバイトではより顕著にこれを感じられますね。

4つの記事で、長期のアルバイトと単発のアルバイトのメリット・デメリットを私なりにお伝えしてきました。ここまで読み切ってくださって、本当に本当にありがとうございます!
アルバイトデビューされる学生さんはもちろん、これからアルバイトを始める読者の皆さんの参考になりましたら幸いです。

以上、「大学4年生が伝える、単発アルバイトの悪いところ」でした。
最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。
次の投稿でまたお会いしましょう!