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⑤いざ、ヘアドネーション!【ヘアドネーション体験記】

こんにちは。高校5年生です。


引き続き、ヘアドネーションを体験した感想を書いていきます。今回は美容室を訪れたときのお話です。


いつも以上に猫をかぶり、私は美容室へ向かいました。何せ美容室に行くこと自体、高校3年の11月以来なのです。それから3年手つかずの髪を美容師さんに見せることが急に恥ずかしくなってきました。ヘアドネーションは初めてなので、インターネットで体験した方の意見を色々見ていたとはいえ、どんな感じで進むのか正直不安でした。


早く着いても遅れても良くないと思い、腕時計とにらめっこしながら歩く速度を調節しました。予約時間の5分前にお店に入るためです。そんな細かく考える必要はないのでしょうが、緊張がゆえに自然とそうしていました。


美容室の前に着きました。ドアと壁はガラス張りで、美容師さんが私をチラッと見たことに気づきます。入らなきゃ、と勇気を出してドアを開けました。


「こんにちは。○時に予約させていただきました、○○と申します」


ここに来るまでに10回は暗唱したであろうセリフが、やっと言えました。


「ちょっと待っててくださいね」

他のお客さんを対応していた美容師さんが声をかけてくださいました。あちゃー、早かったかな。ぴったりの時間に来るべきだったと反省しつつ、お店の端っこで立っていました。その間に前のお客さんが施術を終え、美容師さんに見送られてお店を出ていきました。


「荷物はここに」


細長いアンティーク調のロッカーの扉を開け、美容師さんが私を呼びました。手提げのトートバッグと斜めがけのポーチを預けるようです。トートバッグの中には「こんな髪型にしてください」と指さす用のファッション誌が入っていましたが、取り出すのを諦め、ロッカーに預けました。頑張って言葉で伝えよう。


「こちらにどうぞ」


美容室ならではの回転椅子を勧められ、首から下を布で覆われます。あれ、名前何でしたかね。ケープ?

首にタオルが巻かれ、眼鏡を取るように言われます。美容室に行くと誰に髪を切ってもらったのか分からないので、眼鏡を取る前に美容師さんの顔を見ました。若い女性の美容師さんでした。


「では先にシャンプーしますね~。シャンプー台へどうぞ~」


シャンプーするときって、眼鏡を置いていくので何となく心細いですよね。初めて来る場所なので、2倍、いや3倍ドキドキしました。

こうして初めてのヘアドネーションカットがスタートするのです。


以上、「⑤いざ、ヘアドネーション!」でした。

最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。


次の投稿でまた、お会いしましょう!